アパレル&IT関係者騒然!アパレルレンタルサービスairClosetの全貌☆
何コレ♡気になる
アパレル業界、そしてEコマース業界に激震が走った、「airCloset」ローンチのニュース。
月額6800円を支払うだけで、プロのスタイリストがユーザーの好みに合わせて選んだ様々な洋服をレンタルできるこのサービス。
月額会員になると、プロのスタイリストによって選ばれた特別な3着が専用ボックスに入って送られてくる。
驚くのはまだ早く、届いた衣服を何度か着たあと(もちろん一度も着なくても!)、送り返すと、数日後に別のアイテムが送られてくる。(貸出中のアイテムを洗濯するのはNGとのこと)
ユーザーは、サイト上から「もっとこういうアイテムがよかった」「スカートはやっぱりあんまり履かないんです」等の感想を書いた上で返送できるので、次に送られてくるアイテムは、よりユーザーニーズに合致したものになるという。
しかもびっくりなのが、受け取るときの送料も、返送するときの送料も、クリーニング代もすべて月額6800円に含まれているのだ!
確かに、お得なサービス。
アパレル関係者、Eコマース関係者、レンタル事業関係者の間では「あのサービス、どうやるんだろ??」と興味津々な方も多いはず。
スタートアップベンチャーの間でも、“仕組みの勝利”なるか? と話題になっている。
革新的ビジネスねた大好き!
お洋服はもっと好き!!なWOMEN’S SHOWCASE読者の皆様を代表して、立ち上げメンバーの素敵ガイズにゴリゴリ訊いてきてみました。
第一印象、垢抜けハンサムな雰囲気のお2人。お洋服もキレイめ。第一印象のキラキラさに比して、お話しするとふんわり柔和な印象で一安心の記者、怒涛の質問攻め、いきます。
<PROFILE>
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株式会社ノイエジーク 代表取締役CEO 天沼 聰さん
ロンドン大学を卒業後、ITコンサルティング会社アビームコンサルティングにて9年間、官公庁や教育機関などのITコンサルティングに従事。その後、楽天株式会社に転職。グローバル展開を加速度的に拡大する業務に携わる。
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取締役 COO 前川 祐介さん
早稲田大学卒業後、一橋大学大学院で学びアビームコンサルティングにて共同創業者の天沼さんと出会う。同社で官公庁や教育機関などのITコンサルティングに従事したのち、楽天株式会社を経て独立。政策事務所、NPO法人の政策・事業アドバイザーとして活動中の2014年7月、共同創業者として株式会社ノイエジークを設立。
airClosetを創業しようと思った経緯は?
天沼「私自身、ずっと起業したいと思っていて。海外の大学を卒業して帰国して、すぐに起業というのではなくコンサルタントとして経営やITについて学びたいと思って。初めはアビームコンサルティングでITコンサルタントとして10年弱の経験を積みました。そこから、今度はより事業会社という立場でビジネスに参画したいと思い、インターネットがずっと好きだったことも手伝って、楽天株式会社に転職しました。楽天では海外市場に向けてのEコマース展開や、WEBまわり全般のノウハウを学びました」
一緒に起業したいと話していた仲間3人でバーで飲みながら、
ビジネスプランを話し合う
天沼「一昨年の12月に、元々コンサルファームで一緒だった前川と、小谷と、夜飲みながら話
して、いよいよやっぱり本当に起業に向けて動こうと思ってると話して。その場で3人で意気
投合して、やろう、と決意したのが2013年の12月13日です」
最初からairClosetのような衣料品のレンタルをしようと考えていたのですか?
天沼「自分たちがビジネスを興す上で意識したことは3点あって。
1つは、一過性のサービスでポンと跳ね上がって忘れ去られていくサービスじゃなくて、本当に
人々のライフスタイルに浸透して、笑顔が増やせるサービスを作りたいなという思いがあって。
これは1つ、大きな軸として大事にしています。
もうひとつは、インターネットという可能性に我々自身がすごく魅せられているので、インター
ネットを軸としたサービスであること。
最後の1つは、世の中の消費行動が変わっていく中で、モノに対する考え方も同時に変わっていると感じており、その考え方の本質的な部分に合ったサービスであること。具体的にはシェアリングエコノミーと呼ばれている概念が取り入れられたサービスであること。
この大きく3つの軸は信念として外したくない、というところを起点に話しました。
その上で、もっとも人々に笑顔が与えられるサービスは何かというのを3人で話している中で、
毎日の楽しみにもなる“ファッション”なんじゃないかと。
毎日、人が外に出かける時に、着るものによって気持ちも変わると思います。自分たちも、例えば身近に言えば妻がそうですけれど、新しい服を着た時にやっぱり気持ちが上がってお出掛けしたくなる。その笑顔を作れるサービスをやれたらすごい面白いんじゃないかなと思って」
以前、別媒体で、天沼さんの奥様がお出掛けするときに、クローゼットにはいっぱい洋服があるのに「着ていく服がない!」みたいにおっしゃったことで「あっ…、コレだ」と思われたともおっしゃってましたね。
天沼「はい。私の妻がよく週末出かける時に“着ていく服がない!”と言っていたのですが、着る服がないというのはコーディネートのパターンであったり、自分が選んで買っている洋服に偏りがあるから生まれるんではないか、、と思ったんです。そうすると、その日会う友達と、前回会った時も同じコーディネートで会ってたかも…と考えると、、『着る服がない!』になるのかなと」
-わかります。