節分といえば「豆まき」節分の食べ物といえば「イワシ」が定番でしたが、近年では節分に恵方巻も定着しつつあります。節分に恵方巻を食べる習慣は、もともと大阪で始まりました。
今のようなスタイルを、全国的に広めたきっかけは、セブン-イレブンが1998年に全国で発売したことだといわれています。その後恵方巻は進化を遂げ、通常の巻きずしから、極上の食材を使った贅沢お寿司であったり、お肉をまいたり、果てはロールケーキまでさまざまな商品がみられるようになりました。近年食品ロスの問題も含めて、何かと話題に上がる食べ物のひとつでしょう。
節分は二十四節気のひとつ、季節の分かれ目となる日で立春の前日です。例年、立春は2月4日ですから節分を2月3日と記憶している方も多いでしょう。しかし、なんと2021年の節分は、2月2日なのです!!
正確に言うと、2021年は立春が2月3日なので、その前日になる節分が2月2日になります。それではなぜ、立春の日が2月4日ではなく3日にずれるのでしょう?
立春は同じく二十四節気の「冬至」と「春分」の真ん中です。冬至は一年で一番昼が短い日、春分は昼と夜が同じ時間になる日となっているため、その運用に当てはめるとどうしても誤差が出てしまいます。暦の誤差を調整するためにうるう年には2月を29日にするのと同様に、2021年には立春の日にちをずらして調整。立春がずれた結果、節分もずれるのです。
前回、立春とそれに合わせて節分の日にちが前倒しになったのは、1897年(明治30年)でした。つまり、124年ぶりの珍しい暦ということになります。立春は前倒しになるだけでなく、後ろ倒しになることもあり、1984年には春分が2月5日、節分は2月4日ということもありました。
恵方巻を食べるルールを復習すると、
・恵方を向いて
・1本丸ごと
・だまって食べきる
です。
会食中のおしゃべりで感染しやすいといわれている、コロナウィルスの脅威を避けながら食べられる、素晴らしい食べものだと思いませんか?
今年は、早めに予約をして、みんなで無病息災、コロナ退散を願いながら、静かに恵方巻を食べるのもいいかもしれませんね。
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