漫画家デビュー、「ねぞうアート」の爆裂ヒット…縦横無尽な愛のクリエイター
画が、下手だなぁーと(笑)
もともと大河ドラマみたいな壮大な悲恋モノとかが、ストーリーとしては好きなのに、シリアスなストーリーを描く画力がないので、ギャグ漫画でやるしかないなって。いつか画力を上げて、長編のストーリー漫画とかを描けるようになりたいとも思ったりしましたが、まぁ、そうはなりませんでしたよね(笑)
画力を上げるための努力などはするんですか?
編集さんにすすめられたことをやる、とかあると思うんですが、放送の仕事をしながら漫画をやっていて。漫画の精度を上げるとか、できていなかったなと。
そんな中、取材モノという得意分野を見出しました。
漫画家さんには、人と話すのとかあまり好きじゃない方もいると思うんですが、テレビ番組のリサーチャーの経験が活きて、取材してそれを漫画に仕上げるっていうことができて、差別化できているかなと。
ただ、ギャグ漫画だと短編が多いので、なかなか単行本が出せないんですね。
生活はできるけど、印税ガッポガッポとか、ないです(笑)
構成作家時代の経験が
漫画家としての差別化につながる
エッセイものとか取材ものの漫画家さんって、創作の才能がないからやってるのかな、自分はそれをやりたくない、自分は自分でゼロから考えた面白い作品を出すんだ、って、前はそういう中2病みたいなところもあったんですが(笑)
大人になって仕事人としての意識が生まれてからは、仕事として、取材したものを商業漫画にできることも価値があることなんだなと感じるようになりました。それが得意なので、そう言う仕事をさせてください、って自分から言っていくようにもなりましたね。
今は小学館の働く女子のための恋愛コミック「姉プチ」で子育て漫画の連載をしているのと、ぶんか社で「本当にあった笑える話 Pinky」で連載しています。
はからずも創作活動のフィールドが
どんどん拡がっていく
新しモノ好きだったので、恋愛シミュレーションゲームのシナリオも書きました。それも、もともと漫画でお仕事のお話しをしたところから、小説も書かせていただき、それをゲーム部門の方が見てくださって、ゲームシナリオも書くようになって(笑)
憧れても、なかなかプロフェッショナルレベルで書ける人は少ないと思います。
そんな中、複数のクリエイティブワークをプロとしてやれるのは
すごいですよね。
「お金にならなそうな仕事を、いつもいっぱいやってるよね」って言われます(笑)
新しいメディアをやっていこうっていう気概はすごいね、とは言われますが…。
だんな様が顧客へのTwitterで流したお子さんの写真をきっかけに、
ブレークしてしまった「ねぞうアート」