毎年9月1日は防災の日です。9月1日に制定された理由はは関東大震災が発生したのが9月1日だからです。日本は歴史的に見て地震が多い国ですが、近年ではゲリラ豪雨など水害の発生も増えてきています。避難のタイミングも大切ですが、今回は自宅で被災したときに活用できる「ローリングストック」についてご説明していきます。
これまでは非常食は避難袋などに入れて準備されていました。非常食は長期保存が可能なカンパンなどを特殊な放送でさらに長期保存できるようにしたもので5年程度の保存が可能でした。この方法ももちろん有効なのですが、ローリングストックは 日常の中に食料備蓄を取り込むという考え方 です。 ポイントは、日常生活で消費しながら備蓄する、つまり保存食品をコロコロと交換しながら一定量を備蓄していくのです。
ローリングストックでは 消費と購入を繰り返しますので、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時には日常生活に近い食生活が災害時に行もえるのです。
ローリングストックには通常のインスタント食品をいつもより少し多めに購入して備蓄、備蓄した食品の賞味期限が近づいたら家庭内で消費します。そのため、カップラーメンやドライフードの味噌汁、長期常温保存できるパンなどがおすすめです。また、ペットボトルの水も常に多めに購入し、ローリングストックとして備蓄しておくのがいいでしょう。また、ホットケーキミックスなどもかんたんに調理できるのでストックさせておいて、子どもたちの非常食にすることもできそうです。
ローリングストックはインスタント食品がメインです。カップラーメンは最悪水でも戻して食べることが可能ですが、少しでもおいしく食べたいのであればカセットコンロを持っておくと便利です。災害でガスや電気が止まったときでも加熱調理ができるので、湯を沸かしたりできますよね。
カセットコンロを非常用に備えておく場合は、予備のカセットボンベも一定量備蓄するといいでしょう。
ローリングストックは普段の保存食を少し多めに自宅に保管することです。パントリーなどで保管してもいいのですが、賞味期限に気をつけて古いものから消費しておくようにしましょう。また、消費した分はすぐに買い足しておく(ローリング分を買い足してから消費)ようにして備蓄分の量を確保してください。
「先入れ先出し」「備蓄量をキープする」ことがパントリーなどで実施する自信がなければ、ローリングストック用のバックを作って備蓄分を分けて保管しておくのもひとつの手段です。
ローリングストックは日常のインスタント食品を利用した備蓄です。スーパーでお好きなインスタント食品をちょっと余分に購入するだけで始められますよ!インスタント食品はあまり食べたくないという方には、備蓄後の食品をフードバンクなどに寄付ししてもいいでしょう。
とにかく手軽に始められるのがローリングストック、生活の中に取り入れてみてください。
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