「スージョ」「リキジョ」に学ぶ、今一番旬な、本当のイイ男とは!?
「スージョ」「リキジョ」という言葉をご存知でしょうか?
「リケジョ」(理系女子)、「レキジョ」(歴史女子)なんて言葉もありましたが、最近話題になっている「スージョ」「リキジョ」という言葉をご存知でしょうか? 近年東京五輪や「クールジャパン」といった言葉とともに、相撲が再びブームとなっていますが、「スージョ」「リキジョ」はまさにこの相撲ファンの女性たち。「スージョ」や「リキジョ」から今一番旬で最新な、本当のイイ男とはどんな男性なのかを学びましょう!
◆「スージョ」「リキジョ」って?
相撲女子の略。実は「力女(リキジョ)」というのが先にあり、のちに「相撲ファン」という雑誌が「スージョ」という言葉を作り大相撲ブームになりました。日本相撲協会の女性社員が火付け役だそうで、ファンイベントでお姫様抱っこをしてもらえるという企画や、カラオケ企画などで相撲ファンを増やそうとしたところ、急激に相撲好き女子が増えたのだそうです。
しかも、ただの力士好きなミーハーファンだけではなく、相撲そのものが好きで、相撲の文化全体や、きちんと歴史や背景を勉強している人も多いのが特徴です。「日本の国技」、「和の伝統文化」としての相撲を楽しむ女子たちのことを総称してこう呼んでいるようです。
最近は、外国人向けのパンフレットにも力を入れ、外国人女子にも「スージョ」「リキジョ」が増えています。出待ちしている女子たちが3000人を超えることも。
今や、彼女たちのおかげで18年ぶりの3場所連続満員御礼だそうです。
出典:wikipedia
◆相撲男子を選ぶ理由
彼女たちの力士のアイドル的扱いには賛否両論あると思いますが、逆に見れば、そこに近年の男子に対する女子の考え方が見えてきます。
死語ですが、チャラ男、草食男子からはじまり、読書男子、主夫、イクメン、手芸男子などが流行してきましたが、「スージョ」「リキジョ」たちが力士たちに魅かれているのはなんなのでしょう?
1. 男らしい
2. 強くて逞しい
3. 守ってくれそう
4. まじめで一途
5. イケメン
外国人力士も多いので、背が高く、イケメンも実は多い相撲界。そして流行に反した、日本男児的要素に魅かれているようです。
また、ブログなどででも、寝顔写真などがUPされ、プライベートな面でも、キャラクターや仕草が「かわいい!」という意見がとても多いのです。千代丸の寝顔は有名ですね!勇ましさとのギャップに魅かれるということでしょうか。
さらに、彼らを序の口のころから応援している「スージョ」「リキジョ」たちもいるとか。昇進していくのを、まさに母性本能的、母親的感覚で見守っているのです。
◆「スージョ」「力ジョ」に人気の力士たち
東から、
白鵬、千代丸、照ノ富士、勢、稀勢の里、
西は、
遠藤、逸ノ城、大砂嵐、安美錦
出典:wikipedia
「スージョ」「リキジョ」1000人人気アンケートでは
1位 遠藤、2位 白鳳、3位 逸ノ城、4位 稀勢の里、5位 勢
という順位。
男前で、強い力士が勢ぞろいですね!
◆当の本人たちはどう思ってるのか?
力士たちはこのブームにどう思っているのでしょうか? 実は、若いころから入門し、相撲だけに取り組んできた彼らにとっては、どう対応していいのかわからないのだそう。とても純朴なのでしょうね。戸惑う彼らもまた、「スージョ」「リキジョ」たちにとってもは可愛らしく、新鮮なのです。
◆「スージョ」「リキジョ」たちの選ぶ「イイ男」とは
彼女たちがそろって言うのは「気は優しくて、力持ち」な彼らに魅かれるのだそう。
ユニセックスな男子や派手目な男子が注目を浴び、流行となっているのと逆行して、男くささ満載の力士たちに魅かれる女子たち。
時代は今も昔も変わらず、男子たるもの、武骨で無口、でも仕事には一生懸命、純情で純粋、そして真面目で実直。そんな男子が結局は「イイ男」なのではないのでしょうか。
流行にとらわれず、男らしい男に魅かれる彼女たちに、私も「本当のイイ男」を学んだ気がします。理由はともかく、国技にどんどん若い人が興味を持ち、日本をもっとアピールしていってくれることは、とても素敵なことだし、嬉しいことですね!