新聞購読してますか?発行部数は減少の一途!
新聞購読部数の推移。減少傾向は止められる?
新聞購読していますか?
新聞の発行部数がここ数年で激減しています。
新聞発行部数は10年間減少し続けている
2005年から2015年にかけて新聞発行部数の変移を見てみると前年度よりも年度によっては前年度より多少の増加を示す数字はあったとしても軒並みマイナス0.5%から1%程度徐々に減少しています。
2009年~2010年には一部の新聞社で10%以上の減少をしています。これは「押し紙」問題が表面化禁止されたタイミングです。
押し紙とは
新聞の押し売り問題の事で、個人への販売ではなく新聞社が、新聞販売店に販売の「お願い」として宅配分よりも多くの部数を販売していたことによるものです。
出典:pixabay
2014年に3.5%減少
日本新聞協会の発表によると、2014年10月時点の新聞販売総数は4536万2672部でした。前年比マイナス3.5%で過去最大の減少幅になりました。
一般紙では特に朝日新聞(前年比約4%減少)、読売新聞(前年比約3%減少)の減少率が高くなっています。
スポーツ新聞も販売数は5%以上下がっています。
新聞販売部数減少の原因は?
こういった問題が出たときに必ず「若い人の新聞離れ」が挙げられます。
確かに大きな原因の一つです。
高校生で新聞を読む習慣があるのは2割程度と言われています。しかしすべての世代で新聞を読む時間が少なくなったというデータから見ると若い人たちのせいばかりにはできませんよね。
新聞の広告費の減少とインターネットの広告費の増加
新聞媒体の広告収入も激減
2004年の新聞業の広告収入額は10707億円、これが2014年だと6057億円です。
一方インターネット業界では2004年が845億円、2014年10519億円となりました。
人々の情報収集の媒体や関心のあるメディアが新聞からインターネットに移ったことがわかります。
参考サイト:dentu http://www.dentsu.co.jp/knowledge/ad_cost/2014/)
出典:pixabay
購読者が減少すれば広告費が減少するのも致し方ない
メディアが進化している現在、読む人が減少している新聞に広告費を投入するよりもインターネットに移行するのは仕方がないのでしょうね。
新聞業界は学校で新聞を教材として使うNIE(Newspaper in Education)を全国で展開しています。
小学校でも高学年になれば各クラスに朝刊が配られたり、新聞づくりのコンクール、感想文のコンクールが行われています。
教育としては効果があると思いますが、これが将来的な購読数の増加につながればいいのですが、そんなに簡単ではないような気もします。
新聞って?
子供のころ実家では朝刊、夕刊配達されていました。勿論読むのはテレビ欄から!で、四コマ漫画ローカルニュース、一面は読んだり読まなかったり。
大人になってからは仕事をして夕方帰ってから夕刊を読む暇などなく、朝刊だけの購読になったな。
最近では朝ちょっと忙しいと、朝刊に目を通す前に出勤!休憩時間にネットニュースでその日の情報を得るようになった。帰宅後見出しに目を通すぐらいで終わってしまうこともある。
が、基本的に新聞に目を通さないとちょっと落ち着かない。
ネットニュースを見れば解説も含め政治的な情報も、経済的な情報も入ってくるので新聞は無くてもたぶん困らない。
しかし、逆にものすごく近所のローカルニュースは新聞でないと拾えなくなってきている。
ローカルな地域のネタが生活に必要なわけではないのだけど、何となくないと寂しいのだ。
新聞、頑張ってほしいなー!って思います。
参照サイト:garbagenews、「NIE 教育に新聞を」、日本新聞協会、日本ABC協会