株式会社ミクシィは、小学生~高校生の子どもがいる男女600人、高校生の男女200人、小学生~中学生の孫がいる祖父母400人を対象に、「家族とコミュニケーション」に関するインターネット調査を2019年4月に実施。この調査は、友人や家族など親しい人同士のコミュニケーションをテーマにしたサービスの提供に取り組んできた株式会社ミクシィが、コミュニケーションの視点から現代社会の実態に迫り、人々のより良い未来を考えるきっかけづくりのため、定期的に様々なテーマで行われているもので「ミクシィ コミュニケーション白書」として発信しています。
今回2019年の調査は、「平成とコミュニケーションに関する調査」、「健康とコミュニケーションに関する調査」に続く 第3弾。子どもや夫、妻、祖父母とのコミュニケーションの実態を探っています。その中から、祖父母と孫の関係の実態調査や、コミュニケーションのためにIT機器が有効であることがわかってきましたよ!おじいちゃんおばあちゃんと子供たちがどれくらいの頻度で会っているか、写真シェアアプリで広がる祖父母を含めた新しい家族のコミュニケーションの形についてご提案していきます。
子どもの家族と離れて暮らす362人の祖父母に、孫と会う頻度を聞いたところ、「2~3ヶ月に1日程度(18.2%)」がもっとも多く、次いで「1ヶ月に1日程度(17.7%)」、「半年に1日程度(16.3%)」の順となり、10人に1人が孫に会わない年もあることが明らかに。孫に会いたい頻度は「1ヶ月に1日程度(24.3%)」と、思うように孫と会えていないことが分かりました。
また、 66.8%の親が、「今より親に子どもの顔を見せたい」と思っているものの、「仕事の都合や距離の問題でなかなか子どもの顔を見せられていない(61.0%)」のが現実。過半数の親が、自分が子どものころよりも、祖父母が孫と会う機会は減ったと答えました。
思うように孫と会う機会を持てない中、祖父母の半数が、ついつい孫を甘やかしてしまうと答えました。それに対して、4割近くの親が、祖父母は「孫を甘やかし過ぎだ」と感じており、過半数の親が、「自分が子どもだったころより、親は自分の子どもを甘やかしている」と感じています。一方の祖父母にも迷いはあるようで、半数近くが「孫に対しどこまで厳しくしてよいかわからない」と答えています。
孫の教育について話す頻度について聞くと、「1年に1日以下」と答えた祖父母が最も多く、祖父母の約6割が「子どもと孫の教育に関しての話はあまりしていない」と答えており、祖父母の3人に1人が、「どのような孫との関わり方を自分に求めているのかわからない」と考えています。
そんな中、約4割の親が、「祖父母がもっとスマートフォンやPCを使えれば子どもの様子を知らせたいと思う」と考えています。祖父母も半数近くが、孫とのコミュニケーションでスマートフォンやパソコンをもっと活用したいと思っている一方で、設定方法や使い方が分からず、孫とのコミュニケーションに活かせられていない祖父母も少なくない(17.1%)ようです。祖父母の82.3%が、電話で孫の声を聞いたり、写真を見るだけでも嬉しいと答えています。
おじいちゃんおばあちゃん、親、子ども、それぞれの思いはコミュニケーションを増やすことで少しづつその距離や乖離を縮めることができます。コミュニケーションアイテムとして、まずはおじいちゃんおばあちゃんにスマホやパッドなどIT機器をプレゼントするのはいかがでしょうか?新しい機器を使う好奇心は脳を働かせることにもなりますよ。
また、写真を共有するアプリやSNSを家族で共有すれば、子どもたちの日常の姿を簡単に共有できます。写真をきっかけにメッセージや電話の頻度も増えれば、親の想い、おじいちゃんの想いを語る機会がおのずから増えますし、子どもとおじいちゃんおばあちゃんの直接のコミュニケーションが増えれば、子どもの現状が理解でき、たまに会った時に思いきり甘やかすよりも実のあるかかわりを持つことができるかもしれませんね。
今回のミクシィ コミュニケーション白書第3弾 では、親子間のコミュニケーションや、家事分担について家族観での意識の差も調査されています。ご興味があればぜひ読んでみてください。
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