ミニ保険とは?ちょっとのこまったに備えられる短期保険
保険は必要なときに必要なものを!ミニ保険を活用しよう。
保険選びって難しいですよね。
自分の未来なんて分からない、「いざ」が本当に自分の身に起こるかどうかも分からないけど不安だからって過剰な補償に入ったら保険料は高額になります。
必要なときにスポットで補償が受けられる保険がミニ保険と呼ばれるものです。
正式名称は「少額短期保険」
「少額短期保険」はその名称の通り短期(保健期間が1年以内ないし2年以内)で保険金額は1000万円までの商品を総称してミニ保険と呼んでいます。
保険業法の法律改正により2006年4月から施行、商品の販売が始まりました。
保険契約数は増加傾向
ミニ保険の2014年9月の契約件数は668万件で前年度比約115%と増加しています。
掛け金が比較的安価で保証期間が短いので自分のニーズに合わせやすいのが人気です。
ミニ保険の主流商品はペット保険
出典:写真AC
ペットを飼っている人の悩みの一つが病院費用です。
近年は動物病院の料金も少しずつ下がってきていますが、全額負担となると一回病院に通うと一万円以上ということもあります。
そこでペットの年齢に合わせて1年ごとに更新できるペット保険を販売しています。
人間の健康保険のように窓口負担のないものや、8割補償してくれるもの、ペットにもしものことがあったときの埋葬費を負担してくれるものなど様々です。
生命保険分野でも
今まで既往症で入れなかった人が加入できる短期保険も人気です。
短期ですが、健康不安があるために保険加入できなかった人、がんの再発に備えることができる保険、また新しいところでは不妊治療に対して医療費を補助してくれる保険商品もあります。
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ミニ保険で注意すること
大変便利なミニ保険ですが便利なだけに通常の保険とは分けて考えないといけないポイントがあります。
生命保険などは所得税の所得控除を受けることができますが、ミニ保険の場合この控除を受けることはできません。
一般の生命保険は保護機構に入っていますがミニ保険ではそういったシステムがないので保険会社が破たんした際には払い戻しなどの点で少し不安が残ります。かといってまったく保証がないわけでは無く、保険会社は供託金などを預けていますので手続きをすればある程度は戻る可能性もあります。
ミニ保険は必要なときに必要なだけ!を原則に考えて頂けたらいいと思います。
補償は低いけど本来加入できないで悩んでいた人たちのセイフティ―ネットにもなります。
例えば、がんになったことがある人は新規で生命保険や医療保険に入ることが難しいのですがミニ保険では加入できる商品があります。
ちょっとの不安をお手ごろな価格で安心して暮らせるようになるようになりますのでぜひ検討してみてください。