秋服っていつから着るの?クリーニング屋さんに聞いたかしこい衣替えの方法
秋の衣替えは気温を基準に考えよう!
ファッショナブルな人もそうでない人も、秋は着るものに一番悩む季節ですよね。9月から10月の中頃にかけては一日の気温差が激しく、朝の気温に合わせると、お昼には暑くなって汗をかいてしまいます。とはいえ盛夏の服の上に一枚は追ってもファッションとしてはイマイチです。悩める9月の衣替えとお洋服選びについて、コツをご紹介します。
最高気温30度以下の日が続いたら夏服を片づける
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8月が終われば夏服は着ない、という声も聴きますが9月に入ってもまだまだ暑い日は続きます。
しかし、9月の初旬から中旬にかけて天気予報では最高気温が20度台になってきます。30度を超えている間はまだ半そで、夏服が重宝します。カレンダーだけを基準にさっさと夏服を片づけると、暑さをしのげず季節遅れの「夏バテ」になりかねません。しかし、あまり夏っぽいデザインはやはり浮いてしまいますよね。半袖(ノースリーブ)ではあるけれど、ブラウンやダークグリーンなど、少し落ち着いた色のお洋服を残して、マリンカラーの夏っぽい服を片づけるようにします。
同時に、薄手の長袖をいつでも着られるように準備しましょう。
本格的な衣替えのタイミングは25℃
さて、じゃあ本格的に秋物を用意するのはいつ?となりますがこれも基準にするのは気温です。
おおよそですが、最高気温が25℃くらいの日は最低気温は18度程度です。少し肌寒さを感じ始め、また25℃で乾燥した秋はあまり暑さを感じなくなります。半袖はすべて片づけてもストレスなく過ごすことができるようになります。
夏服をしまうときには「しまい洗い」を
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さて、夏服はコットンや化繊など自宅でお手入れができる衣服が多いですよね。最近では洗剤も洗濯機も良くなり、デリケートに洗えるようになりました。ところが、衣替え前の選択方法を間違えると、せっかく翌年に着ようとと思ったお気に入りをダメにしてしまうことがあります。そこで夏服は「しまい洗い」をして片づけるようにします。
目に見えない汗と皮脂汚れを落とす
夏のお洋服には、見えない汗と皮脂がついています。これらは日にちを置くと徐々に変色して、シミや黄ばみとしてお洋服に浮き出してきます。また、虫食いの原因にもなります。50℃程度のお湯に適量を溶かして、20分ほど衣類をつけ込んだ後洗濯します。この方法は綿やポリエステルには有効ですが色柄モノ、デリケート素材の場合はクリーニング屋さんなどプロにお任せしてください。
しっかりとすすぐ
洗剤成分が残っていても、シミとして浮き出ます。お風呂の残り湯で普段のお洗濯をする、すすぎの回数を減らすのは節水にはいいのですが、しまい洗いの時には水道水を使い標準的なコースで洗濯してください。
十分に乾燥する・衣替えは晴れた日に
繊維の間に残った湿気はカビの原因になります。しっかりと乾燥し、衣替えも秋晴れの乾燥した日に行います。衣装ケースには防虫剤とともに除湿剤を入れておくとより効果的です。
衣替えの時期は昔より遅くなっている?
今回ご紹介したのは気温を基準にした衣替えの方法です。これには一つの理由があります。ヒートアイランドなどによって、都市部の最高気温が上昇傾向にあるからです。
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気象庁のデータなどから見た場合、今年衣替えをするならばベストな時期は9月17日から25日の間になります。せっかくのシルバーウィークですよね。ショッピングに出かけて、素敵な秋物を見つける、それと同時に着ないものは断捨離してもいいですね!衣替えも楽しみながら行ってみてくださいね。