9月16日は敬老の日、祝日になっていますよね。敬老の日にプレゼントを送るかどうか迷っているという声も時々聞かれる季節です。今回は、敬老の日が何故できたのかを考えることでお祝いのプレゼントをどうするか考えていきたいと思います。
敬老の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によると、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」 日になっています。
敬老の日はのはじまりは兵庫県の多可郡野間谷村(現在の多可町八千代区)で 昭和22年9月15日に 行われた「敬老会」です。当時の 村長であった門脇政夫 さんが、 長い間社会に貢献してきたお年寄りに敬意を表し、その人生経験や知識を知恵を借りて村づくりをしていきましょうという目的で開催しました。
その後、門脇さんの活動のかいもあって 昭和41年9月15日、国民の祝日に関する法律が改正されて「敬老の日」が国民の祝日に制定、さらに 平成13年の祝日法改正 でハッピーマンデー制度により、 平成15年からは敬老の日が「9月第3月曜日」 となったのでした。
敬老と言っても何歳になれば祝えばいいのか、迷いどころですよね。一昔前であれば、「還暦」である60歳が一つの目安だったように思います。しかし現在では60歳ではまだまだ元気な方も多く、70歳以上でも生き生きと自分らしく生活を楽しむ方も増えてきました。
厚生労働省は高齢者は65歳以上とされていますが、高齢になっても元気な方からすれば「年寄扱い」は少しプライドを傷つけてしまうかもしれません。
自分の両親や、義両親の敬老のお祝いをするべきか、若い世代は前項のような理由で悩んでいます。そのあたりの事情もあり、「まごからおじいちゃん、おばあちゃんへ」ということなのではないでしょうか?
自分の孫からお祝いしてもらって嬉しくなるのは、想像に難くありませんよね。
敬老の日は「 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛」「 長寿を祝う」 日です。そして、地域でお祝いをしたのが始まり。そのルーツを考えると、プレゼントを誰から誰に送るのかではなく、自分の両親もふくめ周りにいる、長年の方々に感謝を示すことが大切だと感じます。わざわざ「敬老」というと相手のプライドも傷ついてしまうかもしれませんが、これまでの功労を労って気持ちを伝えてみるのも素敵なことだと思いますよ!
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