花粉症は日本人の国民病のひとつ、いまや日本人の4人にひとりの割合で花粉症といわれています。地域によってずれはありますが、一般的に2月の終わりから4月ごろまでがスギ花粉、4月から6月ごろにはヒノキの花粉が飛散する時期。今回は基本の花粉症対策と、花粉対策の都市伝説の検証をしていきましょう。
花粉症はアレルギー症状のひとつ。 免疫機能が花粉を異物とみなし、 くしゃみや鼻水で 異物を排除しようとする反応です。そのため、花粉症の人はアレルギー物質である花粉との接触をできるだけ少なくすることが必要です。
近年の花粉症治療は「症状が出る前・軽症のうちに」を推奨しています。これまで症状が出なかったから大丈夫!という過信は避け、不快症状が現れたらまず耳鼻科へ行きましょう。また、例年花粉症で悩んでいる人は症状が出現する前から薬を飲み始めることで、重症化を避け花粉のシーズンを乗り切ることができますよ!
気予報では花粉の飛散状況もお知らせしています。花粉飛散状況が高いときには不急の外出を避けるのも大切です。
外出をする際には、肌の露出をできるだけ少なくします。マスク・メガネ・マフラーでしっかりガード。着衣の素材はツルツルしたものを選ぶと花粉の付着を防ぎます。
家の中に花粉を持ち込まないために、窓の開け閉めは最低限に、布団、洗濯物も室内干しにします。
外出時には衣服や肌に花粉が付着している可能性が大!玄関では花粉を払い、気になるようなら粘着テープでコロコロしましょう。また、普段は朝シャワー派の方でも、花粉の季節には帰宅後に入浴やシャワーがおすすめです。空気清浄機があれば利用して、花粉を除去してくださいね。
花粉症対策ととられている方法の中には、あまり効果が期待できないものもあります。例えば
アロマやお茶で花のつまりが一時的に改善したように感じるものもありますが、これは花粉症の根本治療ではありません。また、曇りの日も風が強ければ花粉は飛散します。また、雨の日には一時的に花粉は舞いにくくなりますが、天気が回復し乾燥すると道路に落ちた花粉が舞い上がるので、雨の前の日以上に花粉は多くなります。
花粉の飛散開始前の症状が軽いうちから治療開始、処方薬も以前よりも改善されているので症状に合った薬を服用することで、楽に花粉シーズンを乗りきることができます。
ガマンよりはまず受診で花粉のシーズンを少しでも快適に過ごしてくださいね。
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