質の良い睡眠は人によって違う!?睡眠習慣をつくって1日をスッキリ過ごそう
みなさん、朝はスッキリ目覚めることが出来ていますか?
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みなさん、朝はスッキリ目覚めることが出来ていますか? 良く寝たつもりなのに「何だか体が重い……」なんてかたも多いのではないでしょうか? スッキリ目覚めるには質の良い眠りが大事。そこで今回は質の良い眠りと睡眠習慣についてご紹介します。
◆質の良い眠りとは?
ひとくちに「質の良い眠り」といっても人によって感じ方は様々。一般的には、朝に疲れが残っていないとか、睡眠の時間の問題など、様々な考え方がありますが自分が「良く寝た?!スッキリ!」と感じる睡眠は人によって異なります。
逆に、睡眠障害と言われるものについて考えると、そのことが良く分かります。
心療内科などで「睡眠障害」と診断される基準は、眠りに対する不調が週に3回以上あり、それが1ヶ月以上に渡って継続し、それによって日常生活に支障を来していることなどがあげられます。ここで言う眠りに対する不調とは次の4つに大きく分類されます。
・入眠困難…寝付きが悪い状態
・中途覚醒…睡眠を維持することが出来ず、夜中などに目覚めてしまう
・早朝覚醒…朝早く目覚めてしまって、その後眠ることが困難
・熟眠障害…起き抜けから体が重い状態
これらの症状があったとしても、週に3回以上ではなかったり、1ヶ月の継続が見られない場合は病気としては睡眠障害とは診断されないようです。
しかし、これらの症状が無かったり、1ヶ月以上継続していなくても、睡眠の問題が日常生活に支障を来たしているという方もいるのではないでしょうか?
病院や専門家に罹らずとも、睡眠障害のセルフチェックリストはインターネットや書籍などでも多く見られます。しかし、症状があてはまらず睡眠障害ではないという結果を得て、質の悪い睡眠生活を続けることで、気がついた時にはさらに問題が深刻化しているといったケースも考えられます。これらの症状に当てはまるかどうかだけでなく「一日をスッキリと過ごせているか?」ということを基準に睡眠を見なおしてみましょう。
◆自分の睡眠習慣をつくる
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質の良い睡眠をとるために重要なのは、自分に合った睡眠習慣をつくること以外にありません。例えば『温めのお風呂にゆっくり浸かる』や『部屋を暗めにして読書をする』でも良いでしょうし、『◯時までに布団に入る』、『カーテンを開けて朝日が入るようにして眠る』といった方法もあります。
就寝・起床時間、睡眠時間や入眠方法など、適切とされる時間や方法が数多く提唱されていますし、書籍やインターネットでもそれらの方法が紹介されているので、それらを実践してみるのもいいでしょう。ただし、実際にそれで「質の良い睡眠をとれているか?」とはまた別問題です。もちろん、人間の体のメカニズムなどの観点から適切とされる方法が体に悪いということは無いかもしれませんが、一日をスッキリと過ごせていないのであれば、それは質の良い睡眠がとれているとは言えません。
例えば一般的には、パソコンやスマート・フォンなどの液晶画面の強い光は、脳を興奮させ覚醒させてしまうので就寝前にはおすすめできませんが、もし『ベッドにスマート・フォンを持ち込んでゲームをプレイしているうちに眠くなった!翌朝もスッキリしている』ということであれば翌日も翌々日同じように過ごしてみましょう。1ヶ月以上続けても同じように過ごせるのであれば、それがあなたにとっての質の良い睡眠をとるための睡眠習慣といえるでしょう。睡眠に関して様々に提唱されていることをまずは試してみるのはいいですが、うまくいかない場合も不安にならずに、質の良い睡眠をとるための自分だけの睡眠習慣見つけてみてくださいね。