国際化とグローバル化の違い
国際化は2国間、グローバル化は世界的な感じ。
最近は随分と多くの外国人を街中で見かけるようになりましたね。
アジア系の人は日本にうまく溶け込んで生活なさっている方も多いです。時折すれ違いざまに日本語以外の言葉をしゃべっているのを聞いて初めて「あ、日本人ではないのね!」と思う事もしばしばです。
さて、日本もいろんな外国人が住んで久しい中、基本の言葉「国際化」と「グローバル化」違いがあるのをご存知でしょうか?
単純英訳してみる
和英辞典で調べてみました。
国際化=Internationalization
グローバル化=Globalization
しっぽにくっついてる接尾辞「-ization」をのけて逆引き(英語から日本語に戻す)と
International=国際(上)の,国際間の,国際的な
Global=地球全体の,世界的な,グローバルな./全体的な,包括的な.
ほぼ同じじゃん!と思われますが用語としては意味合いがちょっと違ってきます。
出典:pixabay
国際化とグローバル化
「国際化」とは?
国際化は日本対アメリカ、日本対中国など日本がほかの国とどう対するかという意味合いが大きい言葉です。
「グローバル化」とは?
世界を国境の無いひとつの共通の場と捉え、そこでの共通のルールや価値観を構築する必要が出てきます。
極端な例でいうと
国際化ではアメリカの製品を日本に輸入して販売する。
グローバル化ではアメリカ法人の製品の製造はベトナムで行い、しかもそのボトルはちゃんと日本用のラベルが貼ってありそれを日本に運んで販売する。
というと想像しやすいのではないでしょうか?
日本の在外邦人で働く人にとってグローバル化と国際化は肌で感じることもあります。
出典:pixabay
きちんと日本側の意思を一方的に現地法人に伝えて、日本流のやり方だけを現地に持ち込むとあまりうまくいかず、現地の人と確執が起きる場合もあります。
しかし、企業理念の根本のところ「いい製品を作る」「経営上の利益を上げていく」という部分では共通した価値観を共有できますよね?
文化や国籍を超えてしかし理念上の価値観を共有し、その目標に向かって協同することがグローバル化と言えます。
これからもっと日本人が海外で生活、また世界の諸国の方が日本で生活する機会が増えていきます。
そういった方々と付き合うとき個人のつながりはとっても大切ですが、理解できないと思える時につきあい方、接し方を考える参考にしてください。
本文中の和、英訳は英和辞典・和英辞典 – Weblio辞書を参照しました。