新しいタイプのインフルエンザ予防接種は注射不要
無認可でちょっと高いけど注射をしないインフルエンザ予防接種薬がある。
病院へ行くとそろそろ受付にインフルエンザの予防接種についてのお知らせが張り出される。
今までで受けたことはない。基本的には「軽い病気は体を強くしてくれる」という考えだが,ただ単に注射嫌いだっていうのも大きい。
インフルエンザの予防接種、皆さん受けてますか?
不活化ワクチンと生ワクチン
出典:pixabay
予防接種の時に使うワクチンには主にこの2種類があります。
生ワクチンは生きた細菌やウイルスの病原性を弱めたものです。摂取することで軽くその病気にかかった状態にし、抵抗力(免疫)をつけます。
不活化ワクチンは、細菌やウイルスの病原性を消失させたり毒素を無毒化し、抵抗力をつけるのに必要な成分を取り出してワクチン化したものです。
生ワクチンは免疫力が十分につくほどの抗体が体の中で増えるまでに約1月ほどかかります。また、副反応が不活化ワクチンよりも出やすいと言われています。
不活化ワクチンでは体内で細菌やウイルスが増殖することはありませんが、十分な免疫をつけるために複数回(場合によりますが2‐3回)の接種が必要です。
ポリオなど経口で摂取できるものもありますがほとんどの予防接種は注射です。
日本で認可されているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンです。毎年、秋から冬にかけて医療機関で接種を呼びかけていますよね。
注射不要のインフルエンザ予防ワクチンがある!
予防接種を受けたいけれど注射が嫌いな方に朗報です。注射をしなくてもインフルエンザウィルスの免疫をつけられる予防薬があるそうですよ!
「フルミスト」というお薬です。
フルミストについて
ワクチンの種類:こちらインフルエンザの生ワクチンです。
接種方法:鼻にスプレーして約1年間の効果が期待できます。
副作用:風邪の症状(発熱、のどの痛み、せき)がでることがあり、約40%の人に鼻炎のような症状が出ます。また、重篤な副作用としてはショックを起こしたり、ギランバレー症候群(運動神経障害)が出る場合もあります。
接種費用:8000円から1万円(医療機関によって違います。また、個人輸入のワクチンを手に入れた医療機関しか接種を行っていません)
対象年齢:2歳以上49歳以下
接種できない場合も:妊婦さんやぜんそくの方など一定の要件で摂取できない場合があります。
予防効果:2歳から7歳にかけてのお子様に80%の予防効果があるというデータがあります。(不活化ワクチンで3割から5割程度)
日本では無認可-副作用が出ても保障されません!
出典:pixabay
少々お高いのと、副作用が強そうだということをのぞけば予防効果は高そうですね。
でも一番気を付けておかないといけないのは日本ではまだ無認可だということです。
アメリカでは2003年に認可され欧州でも2011年に認可されています。
しかし日本ではまだ無認可ですので、副作用が出た場合でも国の保証が受けられません。
個人で製薬会社を訴えることはできるそうですが、自己責任ということになるようです。
健康の基本は栄養と休養です。インフルエンザの予防ならビタミンDを多くとることも効果的ですよ!
接客業やどうしてもお仕事の都合で休んでる場合じゃない!あるいは受験生がいる場合にどうしても不安な方はご参考になさってくださいね。