恋愛小説の読み方♡官能シーンについて語ってみよう
オンナが描く「官能」♡あなたはどう思う?
数年前から女流作家が書く官能小説なるものが数年前からブームです。
エロ小説は男が読む物の枠を超えて単に肉食系女子が増えた現象の一つに過ぎないと思っている方も多いはず。
男女ともに持っているけどなぜか常にズレを感じる「官能」
女にとっては何なのだろう?どうして小説に必要?ちょっと真面目に向き合ってみましょうよ。
そもそも「官能」って?
国語辞典にのってる「官能」の意味ね♡
”①耳・鼻・目など,感覚器官の働き。
②感覚器官を通して得られる快さ。特に,性的な感覚にいう。”
出典:Weblio辞書
体で感じる快さならば男女で違いが出てもしようがないよね。だって気持ちいいポイント違うもの…
でも小説、マンガで表現されるエロの男女差って何なんだろうね?
嗜好の問題だから男女差というより個人差の部分も多いのよねきっと。
だから世の中すんごい量のそのテの本が出回っているのでしょうね。
個人の趣味趣向に合わせると膨大なジャンルになっちゃう!?
それに最近の少女漫画のエッチっぷりって、ちょっと笑っちゃうくらい。
ワタシ壁ドンもちょい、無いしな…。ひざまづかれても、困るしな…
逆に行き過ぎのファンタジーだろって突っ込みたくなりますよ!!
出典:写真AC
正統派女流作家小説の中の「官能」
話を戻して、エロシーンの多い小説やメディアはたくさんあります。
その中で正統派の小説なのに官能が軸になった作品を発表して世の中をびっくりしさせたのが村山由香さん。
そりゃさわやか青春小説の代表選手みたいな女流作家さんだったもの。
2009年に出版された「ダブルファンタジー」を読んだ時には私も唖然とした。その後も「花酔ひ」「放蕩記」など出されましたね。
村山さん以外にも島本 理生さん「RED」山田詠美さん「賢者の愛」井上荒野さんなどなど…きりがない。
女性が読む小説に官能シーンは「いらないんじゃない?」って思ったけど小説の中の自然な流れにある官能シーンあまり気にしないで読んでいた。
あえて否定しても仕方がないから流行なのだと受け止めていた。
読んだ後はもしも自分が主人公だったらどうするだろう…とたまに妄想したりネ♡
でも、それは文章を読む力が自分になかったからだと考え方を変えました!!
村山さんの一言でナットク
ある日村山さんのインタビュートークのラジオを偶然きいたときの話。
村山さん自身も官能シーンを取り入れるのに悩んだことなどを一通り話された後、故渡辺淳一さんとのエピソードを語リ始めたのです。
“亡くなった渡辺淳一先生が、いかに品位を持って書くかに関して『どれだけ男女が寝るシーンを書いても文章が寝てはだめだ』っておっしゃったんです。凄く深いことを教えて下さったなと思いました。人間のドロドロした部分を書くときほど、気をつけています”
出典:東京FM 私の別格
私たちが人間である以上、男と女という関係がある以上避けて通れないものはない方が不自然だと。
でも、そこに品位を持たせてくれているから読後感の悪さもなく恋愛小説をより楽しめたことに初めて気が付いたんだよね。
文章が寝ているかどうか、まあ完全に文章的に「寝てしまっている」エロエロ小説を読むことがあってもいいと思うのだけど、そういう観点で女流作家の官能ものをもう一度読んでみてくださいな。
恋愛小説がより深く楽しめるとおもいます♡