温度差リスクがヒートショックの引き金?「ココタス」で家じゅう暖かに!
寒い冬の日でもリビングに入ればあったか♡今年はこたつの販売状況もよいのだとか!しかし、お風呂やトイレに行くとき、廊下に出ればその気温差で思わず震えますよね!日本家屋の空調では、気温差によってお風呂やトイレで体調不良を起こすヒートショックが起こりやすいといわれています。今回は日本と世界の暖房事情と、ヒートショックなどに代表される温度差による健康リスク対策を御紹介。
温度差リスクとは?
夏の熱中症より危険!?冬時期に上昇する死亡率!!

厚生労働省の「人口動態調査」によると死亡原因を月別でみるとヒートショックと呼ばれる循環器系、血管系・免疫機構をはじめ呼吸器系、内分泌・代謝など様々な疾患が11月~2月の冬時期に多くなっていることが分かります。
また、ヒートショックが原因とされる家庭の浴槽での溺死者数は11年間で約1.7倍。これは交通事故死者数と比べても多い数字となっています。
ヒートショックについて
急激な温度差、低温状態が血圧を急上昇させて、それが血液、心臓の動きに影響を与えることをヒートショックと呼んでいます。
しかし私は、ヒートショックは冬時期に「低温」によって起こるコールドダメージ(様々な影響)の一部だと考えています。冬になると循環器系、血流による病気が注目されますが実はそれ以外にも様々な病気で冬に亡くなる方が多くなっています。ただ、その原因を説明できる人がいないため、原因が分かりやすい循環器系、血流の病気を取り上げてヒートショックと呼んでいます。本来、ヒートショックだけでなく冬は「低温」が健康によくないと認識することが重要です。
冬時期に死亡率が上昇する理由
冬に亡くなる方が多くなる理由として日本人の意識・考え方が大きな原因になっていると考えています。欧米の人は「寒さは人を弱くする」という考え方のもと、冬時期は暖房をつけっぱなしにしていたり断熱にも力を入れています。北米の8つの州では室温を法律で規定しています。しかし日本人は「寒さは人を強くする」と考えて寒さは我慢する傾向にあります。「部屋の温度は高くした方がよいですよ」と研究データを使って説明しても「寒い方が体を強くする」という考え方をベースにした感情的否定をされるケースも数多く経験しています。
病気になってかかる医療費に比べれば暖房の電気代の方が圧倒的に安くなると思います。「低温」は健康に良くないということを前提に、「低温」状態を作らない環境の構築が重要です。
海外では室温に規定が?イギリスとアメリカの状況
イギリスでは室温が健康にもたらす影響を示す評価がおこなわれ、アメリカでは室内の最低温度に関して規程を設けています。
イギリスで施行される「HHSRS」
HHSRS(Housing Health & Safety Rating System)はイギリスの副首相府・英国建築研究所が開発した住宅の健康安全性の評価システム。2006年4月、イングランドならびにウェールズで施行されました。
アメリカ北東部8州の室温規定
アメリカ北東部では週により室温に規定を設けています。
低温(温度差)によるリスクは浴室・脱衣室だけじゃない!!
冬時期、服を脱いで裸になる脱衣室、浴室は低温によるリスク、ヒートショックが起きやすい場所として徐々に認知も高くなってきている場所ですが、実は注意が必要なのは脱衣室・浴室だけではありません。
深夜の中途覚醒時に布団からトイレに移動する際、20℃近い温度差に身体をさらすことになります。さらに普通、お風呂は1日に1回入れば充分ですが、トイレは時として2回、3回と行くこともあり、同じような温度変化による負担を数回与えることになります。また寝ている状態から立ち上がるという行動変化や最近では座って用を足す人も増えており、ズボンを脱ぐため、いろいろな意味で血圧や血流に影響を及ぼしています。
日本の冬の寝室は寒い!
近畿大学 岩前教授の発表で、札幌から大阪まで、冬場の寝室の温度を測定したところ10℃前後になっていることが多いことがわかりました。これは就寝時に暖房をきってしまっていることのあらわれと言えるのではないでしょうか。
深夜起きたときの低温による危険、ヒートショックから身を守るためには、暖房や部屋の断熱性による対策が求められています。
西欧諸国と比べて多い日本のヒートショック死亡率
西欧諸国と比較すると日本の方が不慮の溺死・溺水の数が圧倒的に多いのです。
先進国の浴室暖房普及率を見ると、
日本 5%、韓国 49%、スウェーデン 89%、イタリア 96%となっており、日本の浴室暖房普及の遅れがわかります。
また、
10万人当たりの浴室での死者の割合は、
日本13.5人、韓国 5人、スウェーデン 0.5人、イタリア 1人と、圧倒的に日本が多いことがわかります。
日本と海外の空調の比較
日本の家は、暑さ対策が優先という考え方で建てられています。また、日本の気候は湿度が高いので、カビ対策のためにも通気性を良くしています。そのため、日本では「夏の暑さ、冬の寒さは、我慢するのが当たり前!!」と我慢をして過ごしてきました。日本とヨーロッパ、アメリカの空調システムの違いを説明していきましょう。
<日本の空調>
基本的に、エアコンは居室空間向けの設備で、リビングや寝室など1部屋に1台の設置していますが、脱衣室や浴室、廊下などの非居室空間にはエアコンを設置していないのが実情です。
<ヨーロッパの空調>
1つの大きな給湯器でお湯を作り、家中の床暖房や、ラジエータに一斉にお湯を流して温める家を丸ごと空調するシステムです。
<アメリカの空調>
1つの大きなエアコンで温度調節した空気を、家の隅々まで送る、全館空調システムが一般的です。
住宅の温度格差をなくす業界最小エアコンが登場するらしい!
こんな日本の暖房事情に新たな一石を投じる注目のエアコンが登場するそう!それが、住空間の中でも洗面所や脱衣所といった狭い空間にも設置でき、空間ごとの温度差を解消することにつながるダイキン工業株式会社の業界最小エアコン(小型・小能力設計)の「ココタス」です。
小空間マルチカセット『ココタス』の特徴
制約の多い空間でも設置可能
ココタスの最大の特徴は狭い非居住空間でも設置が可能なところです。2畳の脱衣所や半間幅の廊下でも
照明などに干渉しない最大寸法:460mmを達成しました。
使用時に素早く快適になる「パワフル運転」機能搭載!
洗面所の入浴前や、湯上り後の脱衣時も素早く快適にするのでリビングと浴室の温度差をなくします!
室外機1台で最大3台まで!
ココタスでは室外機1台に対して室内機を3台まで接続可能です。必要な場所にココタスを設置することで家全体をサーモフリーな状態にしますよ!また、無線LAN機能を搭載しているので、使用前にリビングから事前に運転を開始したり、リビングから室温を確認することも可能です。
設置例)キッチン+洗面所
最小能力200W実現!
一般のエアコンの様に能力が大きい場合、能力を出し過ぎて過剰に冷やしてしまったり、設定に到達した後はエアコンがしばらく運転を止めてしまったりします。そのため室温が大きく変動し不快となってしまいます。
いっぽうココタスの場合、圧縮機の低回転化を実現、さらに、きめ細やかな定流量制御を可能とした電動弁の性能向上で、室温が安定します。
選べる運転モード
ココタスには「パワフル運転」と「ひかえめ運転」の2種類の運転モードがあります。
マルチエアコンの特性を生かした「パワフル運転」を搭載し、『ココタス』の定格能力以上ある室外機の能力を「ココタス」に集中させることで、通常運転時の定格能力と比べ、暖房時は1.8倍、冷房時は1.5倍の能力を実現します。
「ひかえめ運転」で出入りの多い朝の脱衣所や、就寝中の廊下など、不在時にもエアコンを付けておきたいニーズに応えます。ひかえめの目標温度で運転し、居室と非居室の温度差を身体に負担の少ない範囲に抑えながら、電気代を抑えます。
ココタスの相談はダイキンプロショップへ!
ココタスは2018年2月から発売されます。ダイキンショールーム「フーハ東京」では、ココタスをモデルハウス内のキッチン、脱衣所に設置、設置イメージと、送風運転を体感できます。また、全国のダイキンプロショップでココタスに関する相談や見積もりも行ってくれます。
冬の不快感を取り除くだけではなく、ヒートショックのリスクが回避できる新しい暖房システムで家族の健康を守れればいいですね!
ダイキン工業株式会社「ココタス」公式HPはコチラ!
https://house.daikinproshop.jp/products/cocotas/