携帯電話料金と「ㇾ点商法」

携帯電話の契約、不要なオプションはありませんか？ １１日安倍首相が携帯電話の料金の引き下げを指示したと報道されています。
小学生ですら携帯を持つ時代です。携帯料金はプランによっては家計圧迫もあり得ます。

「ㇾ点商法」とは？

数年前から問題視されているㇾ点商法をご存知でしょうか？
携帯電話の料金に割引プランを適用させるため、いくつかの条件が（アプリを一定期間契約するとか）必要になる場合があるのですがその条件を承諾しました。という確認書にチェックをつけて署名し提出します。
つまり携帯電話会社は「この人にはちゃんと説明して任意で契約したので無理やり勧誘して加入させたわけではない」という証文のようなものなのです。
そりゃあ、「安くなる」言われたら書きますよ！だってそれで１年ないし２年携帯の料金を安くしてくれるんですもの！

ㇾ点商法の問題点

さて、携帯電話の契約って思った以上に時間がかかります。家族複数台分だと数時間、待ち時間も合わせるとほぼ一日がかりだったりする。
機種の選定、膨大な確認事項、そしてプランの説明ショップの人も大変だなーと思うけど聞く方も大変だ。
あれこれ聞いていると「このアプリを●ヶ月使うと基本料金下がります。」「このカードの契約でキャッシュバックが〇〇円」「こっちのプランだと乗り換え割で、こっちのプランで学割で、NMPじゃない人は適用外で…」それが選んだ機種によって割引額が違うから、再度機種の選びなおしとかも必要になったり。もう何がなんやら
最終的には「どうでもいいから一番安いプランで提示してくれればいいからとにかく早く！」ってなっちゃう。
そのために書類をひたすら書き、チェックをして署名をして…の連続である。
で、この「〇〇のアプリを使うことを承諾します。」というチェック「ㇾ点商法」と言われる理由です。
携帯のショップはアプリの契約を取るとマージンが入るのでとにかく初期の段階で有料アプリに加入させるということです。
基本的には月額使用料数百円で初月無料です。ですから携帯電話の料金が安くなるならアプリ入れていいよ！ってことになるのです。
しかし、一番安くしようと思ったらアプリは７-８個、場合によっては１０個以上を入れることになる。
１個数百円でも１０個なら千円単位ｘ数カ月なのだから意外と金額がかさんできます。
ショップからは「●ヶ月は解約しないでください。」と言われるのですが、これが「解約してはいけない（契約違反）」になるのか単なる「お願い」なのか微妙なんですね。
で、解約し忘れて何か月か払っちゃう人がたくさんいます。
つまり、自分が入ったつもりもないものにお金を払い続けていること、が問題なんですね。

携帯料金の認識がちょっと甘いのでは？

スマホは月５０００円から１万円、ガラケーで３０００-５０００円ってアバウトに思っている人のなんと多い事か！
うーん。１台なら許せる金額だけどやっぱり複数あると負担が大きいですよね。

請求書が来ない

最近は携帯の請求書を発行しようと思ったら郵便料なのか８０円程度支払わないといけない。
「パソコン、スマホで確認できます」というので発行しない人も多い。そして月の請求書を確認する人もあまりいない。
クレジット明細で月額総計を確認するだけの人が多いんでしょうね。
そのせいか、携帯電話の料金がいくらでアプリがいくらでって明確に認識している人ほとんどいない。
アプリの料金請求もアプリの名前がいちいち入っていなくて「オプションのまとめ払い」みたいな書き方されてるからわからない。

月々の固定での支払いは年間支出にすると思ったより大きいんですよ。
月に千円だとしても年間で１万２千円。一回飲みに出かけられる金額なのだ。

分からないことは聞こう

結局ね、請求書見てもわからないことが多いです。（アプリの契約とかはとくに）
料金がスマホで１万円程度の方はサポートセンターで契約内容などを聞き直すのがおススメです。
ショップよりもフリーコールのサポートセンターのほうが詳しいのでそちらで聞く方がベターです。
・自分のスマホにアプリがついているか？
・料金を安くする方法があるか？
端的に聞いても丁寧にデータ通信料なども調べて教えてくれます。

携帯契約の２年縛りも問題にはされていますね。その乗り換え客狙いでㇾ点商法みたいのが出てきちゃってるんだろうし。
年間を通してのキャッシュバックキャンペーンもそうですが、２月から４月にかけての学割キャンペーンも異常ですものね。
もっとシンプルになってほしいって、思います。