口臭リスクが高まる要因は?製薬会社が開発「ブレスラボ」口臭予防に特化したオーラルケアブランド誕生
口臭に特化したオーラルケア「ブレスラボ」。構想から10年第一三共ヘルスケアから新ブランド発売!
自分ではわかりにくい口臭、女性は特に自分や相手のお口のニオイに敏感ですよね。なんと日本人の約半数、自分やほかの人の口臭を気にしているのだとか!口臭の原因の90%が口内環境であることに着目し、口臭予防に特化した歯磨きとマウスウォッシュ「ブレスラボ」が発売されました。開発したのは製薬会社、第一三共ヘルスケア株式会社。開発期間はなんと10年!ブレスラボは口臭の原因である口内環境の改善を目的にに作られましたよ!
今回は、現代女性の生活習慣の変化から高まる口臭リスクと、ブレスラボについてご紹介していきます。
9月20日には新ブランド「ブレスラボ」の発表会が東京都内で開催されました。発表会の中では、働く女性の口臭リスクに関するセミナーが開催、現代の働く女性ならではの口臭リスクについて!女性ならではの身体の悩みにアドバイスが受けられる大人の保健室「まるのうち保健室」等を営む予防医療コンサルタント細川モモさんと、口臭専門医である東京歯科大学の亀山敦史准教授のトークセッションにより、女性特有の口臭リスクについても話が行われました。
口臭レッドゾーン女子増加中
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細川モモさんによると、口臭レッドゾーン女子増加中なのだとか。女性のライフスタイルの変化やストレスによるも、また生理などによる口臭リスクもあるようです。7つの口臭因子について細川さんの見解について、亀山淳教授の検証がされています。
口臭リスク1. 朝食の欠食で咀嚼回数・唾液分泌が減少
世間的には食事をする前よりも食事をした後に口臭がきつくなると思われていますが、食事は唾液を多く分泌させるので口臭は抑えられます。朝食を欠食させることは、唾液を分泌させる機会を減らしてしまうことになり、口臭を発生させやすくすると言えます。
口臭リスク2. ストレスによる唾液分泌の現象
ストレスの積み重なりは自律神経のバランスを悪化させて唾液の分泌低下を招きます。したがって必然的に唾液の量は減少していきます。唾液の減少は唾液に含まれる殺菌効果を弱くし、洗浄効果も低下させるため口臭リスクが高まります。
口臭リスク3. 喫煙による講習と飲酒による肝臓の酷使
喫煙と飲酒は口の中の粘膜にダメージを与え、タンパク質を分解させやすくして硫化水素とメチルメルカプタンを発生させます。また飲酒は口の中を乾燥させてしまうため菌の濃度が濃縮されて口臭リスクが高まると言えます。
口臭リスク4. 腸内環境の悪化によるデトックス機能の低下
腸内環境の悪化による、肝機能の低下が口臭に影響を与えます。特に疲労を感じたときに臭いを感じやすくなるでしょう。
口臭リスク5. 歯周病により口臭の原因細菌が増加
歯周病の菌は口の中の粘膜を破壊し細菌の量を増やすため、タンパク質の分解を促進し、口臭にかかわる菌を増殖させます。歯周炎がある人は、硫化水素に対するメチルメルカプタンの比率が高く、この元となるメチオニンが多いほど口臭がきつくなります。
口臭リスク6. 生理によるホルモンバランスの崩れ
ホルモンバランスと口臭の関係は強いといえます。人によって口臭を発生させる時期は異なりますが、排卵日、月経前、月経中の3回の周期に多くの口臭を発生させる人が多いです。
口臭リスク7. 睡眠不足による抵抗力の低下
睡眠不足になると起きていても体が寝ている状態になり、唾液が分泌されなくなります。口腔内の洗浄効果と殺菌効果を持つ細菌が減少して口臭を発生させるのです。
<調査報告>女性は職場での会話を求めている!職場の会話不足が口臭リスクも高める!?
第一三共ヘルスケア株式会社は、全国の20代から50代の女性・計800名を対象に「職場のコミュニケーションに関する意識調査」を実施しました。今回の調査は、人と人とのリアルなコミュニケーションを応援する口臭予防歯みがき&洗口液「ブレスラボ」による啓発活動の一環として、職場における会話やストレスの実態を明らかにすることを目的に実施したものです。
「働く女性の職場コミュニケーションに関する実態調査」調査結果
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調査の結果から、57.7%が「職場における業務に関する口頭コミュニケーションが少ない」と感じていることがわかりました。また、職場における口頭でのコミュニケーションが減ったと感じている人の方が、職場において強いストレスを感じやすく、この3〜4年で職場におけるストレスが増加したと感じる割合も高くなっていることを示す調査結果となりました。また、5人に1人が職場において孤独や孤立を感じており、特に20代においては35.0%と高い数字を示すなど、現代社会の課題も改めて浮き彫りになりました。
「女性の職場コミュニケーションに関する意識調査」に対する亀山先生のコメント
近年、職場でデジタルツールの発達や普及により、口頭での会話をしないでお仕事する人が多いようです。このような人は、
職場で会話をする機会が少なく、口を閉じた状態が続くため唾液の分泌量が減ると言われています。実は唾液と口臭の間には密接な関係があって、唾液中には、リゾチームという殺菌力を有する酵素が含まれているため、唾液が適切に分泌されると口臭は抑えられます。一方、
唾液の分泌量が低下すると、舌苔として菌が舌表面に沈着・増殖しやすくなり、口臭が発生します。
また、ストレスが積み重なっていくと自律神経のバランスが悪化します。口を閉じた状態と同様に、唾液の量は減少していきます。その結果、口の中の菌が繁殖し唾液で菌を洗い流すことができなくなり、口腔内の洗浄効果の低下を招いて、口臭リスクを高める要因になります。
職場のストレスで無口になりがちな人もいらっしゃいますが、口頭でのコミュニケーションが減ると、さらに口臭がきつくなりやすくなる悪循環に陥るため、口を閉じた状態が続くことは、あまりおすすめしません。口臭の観点から申し上げると、
職場で対面式のコミュニケーションを図ることは、唾液の分泌量を保ち、口腔内の洗浄効果を適切に保つポイントのひとつであると考えられます。会話が少ない時やストレスを感じる時、気分転換に口をゆすぐなどでもケアになります。自分の口臭は自分では分からないものです。かといって、家族や親しい友人に、相談しにくい問題でもあります。気になる場合はひとりで悩まずに、気軽に口臭外来に相談していただきたいと思います。
製薬会社が口臭を徹底研究して開発した薬用イオン歯みがき&洗口液「ブレスラボ」って?
「ブレスラボ」は、口臭予防に特化して開発した製薬会社発の新ブランドです。ニオイの原因の90%を占めると言われる口腔内由来の生理的口臭(磨き残しによる汚れや口内のタンパク質からくるもの)と病的口臭(むし歯・歯周病など、口腔内で起こっているもの)の両方をケア。臭いの元となる成分を取り除くと同時に、生理的口臭の原因となる細菌を殺菌するだけでなく、抗炎症成分(グリチルリチン酸ジカリウム)配合によって病的口臭の原因となる歯肉炎を防ぎます。
構想から10年!ブレスラボ誕生秘話
ブレスラボは口臭に悩んでいる人に、口臭が減っているという実感と安心感を与えたいと開発から10年をかけ、試行錯誤を繰り返して生まれました。
「口臭が減ったことを実感できる歯みがき」を目指して開発がスタート。製品開発では、まず口臭が発生するメカニズムの研究が徹底して行われました。口臭の原因菌を殺菌するだけでは口臭自体や原因となるタンパク質は残っています。また、口臭そのものだけ除去しても原因を予防しないと、すぐに新しい口臭が発生してしまいます。そこで、「口臭の原因とプロセスごとに有効な成分を処方する」という開発コンセプトにたどり着きます。
開発コンセプトに沿って、様々な成分を効果や品質を維持しながら配合することは難しく、何度も配合を変えてはその度に口臭予防効果が落ちていないか確認しながら開発が進められました。ペーストの分離や金属配合による変色など開発段階では様々な問題が発生試行錯誤を繰り返し、10年の歳月をかけて完成したのです。
「ブレスラボ」は、第一三共ヘルスケアの前身時代から通してオーラルカテゴリー26年ぶりの新ブランド!
ブランド名の「ブレス」は息、「ラボ」は研究室。つまり、息を徹底的に研究し、口臭を科学的根拠に基づいて解決することを目指す、というところから名付けました。製薬会社の本気を示したのだそうですよ。
ブレスラボCMには柴咲コウさんと安藤桃子監督が出演
TVCMでは、柴咲コウさんと安藤桃子さんが薬用イオン歯みがき「ブレスラボ」を使った“超近距離”会話に初挑戦しました。その距離わずか数センチというところまで近づき、ため息をついたり、にらめっこをしたりと息によほどの自信がなければこの超近距離ではとても無理!という表現ばかりです!
口臭ケアは大切な対人マナーのひとつですよね。自分では気づきにくい口臭を原因から改善できるブレスラボを日々のオーラルケアに使って、気持ちいい会話のコミュニケーションをとっていければいいですね!