い、痛い!生理・頭痛のペインコントロールにアロマを使ってみよう
アロマで生理痛、生理前症候群の症状緩和ができるかも
生理痛、つらいですよね。
薬を飲めば楽になる。わかっちゃいるけど、痛み止めは飲みすぎたら効かなくなるっていうし…
という方に、痛みに効くと言われるアロマのご紹介です。
どうしてアロマが痛みに効くの?
臭い嗅いだだけで痛みが消えたら苦労せんわ!!と思われますが、嗅覚は人間の感覚の中でものすごく鋭い感覚です。
味覚は作用する物質と直接接触することで脳で認識しますが、嗅覚は拡散された物まで感知できるので直接臭いを嗅ぐと脳には強烈な刺激になるのです。
アロマを使うと嗅いの刺激が神経に作用し痛みをブロックすると考えられています。
効果的な香りを嗅いぐとリラックス、気分転換できるので痛みをちょっと忘れさせてくれるのですね!
利用の仕方
アロマを鎮痛に利用したい時は精油をハンカチかティッシュに1から2滴しみこませて嗅いでください。
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鎮痛効果のある成分の代表「酢酸リナリル」「ゲラニオール」
酢酸リナリルは強い鎮静効果と交感神経を鎮める作用があります。
交感神経が興奮すると血管が収縮しそれに伴い虚血性の痛みを強く感じます。鎮静効果のある酢酸リナリルは痛みを抑えると言われています。
また、ゲラニオールも鎮痛作用、興奮作用、収斂作用、抗不安作用があるとされています。
鎮痛効果のあるアロマ
理屈なんてどうでもいいですよね!生理痛(痛み)に効くアロマです。
酢酸リナリル系
1.クラリセージ
一般的なアロマオイルの中で最もたくさん酢酸リナリルが入っています。なんと55%も入っていますよ!
あまくてフルーティーな中にちょっとナッツっぽい香りも感じられます。
2.ベルガモット
こちらも45%が酢酸リナリル。
柑橘系の香りですが、レモンやオレンジ系の香りよりも優しくデリケートな香りです。
3.ラベンダー
もう、アロマの代表選手みたいなもんですよね!酢酸リナリルはベルガモットよりもちょっと低い42%ほど。
刺激も少なく、中枢神経のバランスを整えることもできるそうです。
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ゲラニオール系
1.ゼラニウム
ゲラニオールが10~20%程度。
フローラルなにおいでこちらも一般的なアロマとしてよく見る商品ですね。
2.シトロネラ
ゲラニオール15~25%。
イネ科の植物でレモンのような香りがします。
防虫効果があるので、キャンドルや防虫グッズに含有されている商品も多いです。
また、消毒効果があるので風邪やインフルエンザに有効ともされています。
3.ローズ
ゲラニオール5~10%
アロマと言えばローズ!香りの女王なんて呼ばれることもあるくらいです!
多幸感をもたらすともいわれその効果も高いので少しずつ使う方が望ましいようです。
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妊娠中には使わないで!
さて、一般的にアロマはこういった鎮痛効果の他に女性ホルモンと似た作用をするといわれるものが多いです。
月経を促す通経作用があるものもありますので、もし妊娠初期に使ってしまうと流産の可能性もあるのです。
すべてのアロマにこういった作用があるわけではないのですが、素人にはどれが該当するかはわかりませんよね。
ですから、もし、妊娠の可能性のある方は鎮痛剤としてアロマを使うことは避けておく方が無難です。
また、同じように一部の鎮痛剤も妊娠中は使用しないようにとの注意書きもありますので、心配な方はまず病院に行ってくださいね!
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香りは好みがあります。
ワタシはシトラス系やラベンダーのさわやかな香りは好きですが、ローズやゼラニウムの甘い香りをかぐとちょっと気分が悪くなる時もあります。
リラックスできないと痛みはコントロールできないので成分を重視するよりも自分の好みの香りを見つけてお使いくださいね!
おまけ
ペインコントロールには「あっためる」も大切です。
真夏だろうがカイロでとりあえずお腹を温めるのも効果的ですよ!ホッカイロモミモミしながらアロマでスーハ―すると(なんかやばい光景だけど)Wの効果が期待できます!お試しあれ!!