アクア株式会社は、自宅での家族との過ごし方やキッチンへの不満・要望に関する調査を実施、近年、家電は機能性だけではなくデザイン性も重視して選ばれる時代になってきており、そのポイントは空間との一体感。今回の調査に基づき、近年のインテリア家電需要の背景について、家電コーディネーター/インテリアコーディネーターの戸井田園子氏より、今後のキッチン家電についてコメントをいただきました!キッチンとダイニング空間のシームレス化をかなえるおすすめの家電もご紹介します。
共働き家庭を中心に、在宅中は、極力他の家族と同じ時間や空間を共有できるようにしたいという意識が増加しています。忙しいからこそ、ダイニングなどの生理的生活空間に+αとして調理など家事を楽しむという意識を求める人が増えているのです。「ワンオペ家事」型ではなく、家事を家族でシェアして行う「シェア家事」型の家庭のキッチンには、ダイニングとのシームレス化が見受けられます。その空間では、インテリアに調和したデザインの家電が求められ、そこでの家族団欒の時間を演出しています。
キッチンのタイプには、キッチンが壁を向いているウォール型キッチン、キッチンの側面が壁についているオープンキッチン、キッチンが独立しているアイランドキッチンと、大きく分けて3種類あります。今回の調査で「理想のキッチンタイプ」を聞いてみたところ、一番多いのはオープンキッチンで36.6%、次いでアイランドキッチンが33.7%でした。
この結果から、キッチンとダイニングの境目のないオープンキッチンやアイランドキッチンを理想とする人が多いことが分かりました。
忙しい毎日を送っているからこそ、家族と過ごす時間は貴重で、できる限り大切にしたいもの。「理想のキッチンタイプ」を選んだ理由として「家族とコミュニケーションがとれるから」を46%の方が理由としてあげました。
これまで、リビングで過ごす時間や食事の時間を、家族とコミュニケーションをとる時間としていた家庭が多かった中、食事の支度時間も家族との時間にしたいと考える方が高い割合を占めることが分かりました。
オープンキッチンを理想とし、LDKの境目が曖昧になりつつある現在の住宅状況。調理にかかせない家電のデザインに対してもその考え方が変化してきていることがわかります。
「家電にもインテリアのような空間と調和したデザインがあるといいと思いますか?」という問いかけに対して83%の方がYESと回答。家電単体のデザイン性の高さのみならず、インテリアと調和したデザインを求める声が高まりつつあります。 LDKの境目がないオープンキッチンのような住宅環境では、益々この傾向が顕著になると予想されます。
プロダクトデザイナー深澤直人氏が手がけた緻密でシンプルなデザイン。角は丸みを帯びマットな質感で、ダークウッドとサテンシルバーの2種類があり、インテリアに合わせて選ぶことができます。LDKの境目のない住宅環境でも、生活感を感じさせない外観が特徴です。
従来の冷蔵庫よりも薄型で全室照明付きのため、冷蔵庫を開けた時に、普段料理をしない家族も食品を見つけやすく、また、キッチン作業中に家族とすれ違う時にはスペースに余裕もできるため、複数人での家事もストレスなく行うことができます。
遠赤外線効果で野菜や肉、海鮮など、あらゆる素材本来の美味しさに出会えるテーブルグリル。そのオシャレな外観は、使用していない時もダイニングに馴染みスタイリッシュな空間を演出してくれます。
また、プレート中央には穴があり、肉の脂が落ちるヘルシーな設計になっていたり、プレートの表面が滑らかで汚れがこびりつかずお手入れが楽など、見た目だけでなく性能面にも配慮があります。
シンプルなフォルムは、生活感を感じさせず、LDKの境目がないオープンキッチンのような住居空間にもとけこみます。ごはんを盛り付ける。そんな些細な食事の準備の時間も、楽しく演出します。充実機能と簡単操作で、誰でも簡単に美味しいごはんを炊くことができます。
ライフスタイルの変化とともに、家電のデザインに求めるものも変わってくるのですね!あんけーとのまとめとしては以3点になるでしょう。
①食事の支度をおこなう時間も家族とコミュニケーションをとる時間にしたいと考える人が増えている。そのため、家族の顔が見えるオープンキッチン等が理想のキッチンと回答する人が多数。
②「ワンオペ家事」ではなく「シェア家事」をとりいれている家庭では、「ダイニングとキッチンのシームレス化」がはじまっており、ダイニング周辺にキッチン家電を置き、食事の支度をおこなう時間も家族で楽しむ傾向がある。
③こうした傾向をふまえ、ダイニングは、家族団欒をおこなう空間としてますます中心的な役割を担ってきている。
このようなシームレス化した空間には、インテリアと調和する「インテリア家電」が求めれられており、家族の時間を演出している。
ご自身のライフスタイルに近いものを選んで取り入れてみてはいかがでしょうか?
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