インフルエンザかも…病院に行くタイミングは?
インフルエンザの流行が来た!熱が出たら即病院?ちょっと待つ?
この冬は暖かかったためかインフルエンザの流行のニュースを聞かないなー。
と思っていましたが、ここに来てようやく、というかやっぱり流行り始めまし
たね。
この時期の高熱「インフルエンザかも・・・」と思ったらどうしたらいいので
しょう?
インフルエンザと風邪の違い
両方とも同じ感染症なのに症状が違います。
インフルエンザは潜伏期間が短く、症状が急性にまた全身に出てきます。
熱も風邪よりは高いことが多いです。
風邪は潜伏期間も1週間弱、諸症状は比較的緩やかに部分的に出てくることが
多く、熱は高く出ることもありますが、37度だいのまま回復することもありま
す。
簡易キットで即診断できる!
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最近は簡易検査キットを使い15分ほどでインフルエンザかそうでないかを診断
できる様になりました。
ただこのキットではインフルエンザウィルスが体内で増える前に検査してしま
うと陰性と判断されることがあります。
インフルエンザの薬は早いほど効果的
現在インフルエンザの治療薬に使われているお薬,リレンザ,タミフル,イナ
ビル等は体内のウィルスの増殖を抑える薬です。
この薬は感染後48時間以内にのむと有効ですが、それ以降ですとあまり効果が
期待できません。
発症後2日以内にはインフルエンザかどうかを見極めることが大切です。
インフルエンザウィルスは驚異的に増殖
インフルエンザはかかってしまうと急速に身体に症状が出ます。
これはウィルスが体内で恐ろしいスピードで増殖するからです。
たった一個のインフルエンザウィルスは1日で約100万個に増殖します。
インフルエンザかな?で検査を受けるタイミング
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検査が早すぎると検出されないため再検査が必要になる・・・遅すぎるとお薬
の効きが悪くなるってなんか厄介ですよね。
素人判断での見極めは難しいのですが、風邪との違いを見極める、また、夜の
発熱ならば(普段健康な大人の場合)一晩待って受診をするといいでしょう
。
しかし、お子様や、持病を持っている方、それと65才以上の方の場合は重傷化
しやすいので、早めの受診が大切です。
受診する場合に気をつける事
インフルエンザは感染力が強い病気です。
疑いのある病人本人、つきそいのかた双方でマスクをつけます。
受診のときにインフルエンザに感染している可能性があることを伝え、どこで
待ったらいいかをききます。
病院によっては院内でのインフルエンザ感染を防ぐためインフルエンザの疑い
のある方(高熱の患者)のため別の待合室を用意してくれています。
抗ウィルス剤は飲みきる
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インフルエンザの治療薬として抗ウィルス剤(リレンザ,タミフルなど)が処
方された場合飲んで1日程度で熱が下がる場合もあります。ウィルスの増殖が
薬の効果で押さえられるためです。
が、ここでお薬をやめては新たに増殖する危険があるのでしっかりと押さえき
るまで,処方された薬がすべてなくなるまでは飲みきってください。
症状を緩和するために処方されるお薬とは違うという認識が必要です。
熱が下がってもうつす!
インフルエンザウィルスは3—4日をピークに徐々に回復してきます。抗ウィル
ス剤を服用すればもっと早く症状は軽くなります。
しかし、体内にはまだウィルスは残っているため解熱後2日くらいは他人に感
染させてしまう可能性があります。
熱が下がったからという理由で不要な外出をするのは避けた方がいいですね
。
インフルエンザに必要なのはしっかりとした休養、水分補給と栄養補給です。
かかったからと不要に恐れることよりはしっかりお休みをしてくださいね
。