バレンタインシーズン到来。デパートにチョコレートの特設コーナーでは 、限定チョコやお目当てのチョコレートをゲットしようと 若い女性を中心に込み合っています。
株式会社 明治は 、 首都圏 ・ 中京圏 ・ 関西圏の 15 歳 〜 74 歳の男女 2 000 人を対象に 、バレンタインに関する意識と実態調査を行い、「バレンタインチョコ白書 2020 」を発表、今回はこの中から令和初のバレンタインの傾向についてご紹介していきます。
最近は健康志向の高まりとともに、 カカオポリフェノールが注目されています。チョコレート市場でも、カカオポリフェノールがたっぷり含まれた「高カカオチョコレート」が拡大中です。
その傾向は2020年のバレンタインのチョコ選びでもあらわれており、今年のバレンタインに『健康にも良さそうなチョコを選びたい』と考えている20代の女性が増えています。
健康チョコをバレンタインに選ぶ人は、送る相手に合わせて機能を選ぶ人がほとんど。
例えば、女友達や自分用にはカカオポリフェノールの含有量が多く美肌効果があるチョコを、旦那さんや父親へは糖質の吸収がゆるやかな 『低GIチョコ』を、恋人には脂肪分解の効果があるチョコというように、送る相手の体や美容効果によさそうなものをチョイスしています。
かつてチョコというと 、太りそう 、 むし歯やニキビの原因と言われ 、 健康とは対局のカラダによくないイメージで捉えられていました 。 それが今ではエビ
デンスをもとに健康に良いことが知られ 、 カカオポリフェノールの含有量が大きく表示されたチョコをよく目にするようになりました 。 チョコレートはもはや健康食材として認められています 。 美容意識の高い女性ではカカオポリフェノールのアンチエイジング効果から 、 サプリメントのようにチョコを毎日食べ
ることを習慣にしている人も少なくありません 。
今回の調査結果では 、 健康を贈るのは当然のことで 、 相手を気遣い 、 もしくは自分がそうあって欲しいことから健康機能を選んでいる傾向が見られました 。 女友だちには美肌効果でキレイを 、 夫や父親には低 GI で健康習慣を 、 恋人はスマートで 、という思いが込められているようです 。 人生 100 年時代 、 バレンタインチョコで健康を贈ることが 、 より一層顕在化しそうです 。
チョコをあげる女性の半数以上が健康に良さそうなチョコを選びたいと答えています 。 かつてはむし歯になる 、 太りそう 、ニキビができるなどの誤解によって 、 どちらかといえば健康によくないイメージが拭えなかったチョコレートですが 、 今ではすっかり健康的な食べ物として認識されるようになりました 。
そこで、 チョコレートの効果を挙げ 、 知っているものを選んでもらった結果が 以下のグラフ です 。
認知率が最も高いのは 「 カカオポリフェノールは美容効果がある 」 で 、 56.5% 。 また 、「 カカオポリフェノールを取ると 、 動脈硬化を予防する効果が期待できる 」 についても 20.2% が認知しており 、 カカオポリフェノールは健康キーワードとして注目されていることがうかがえます 。
その一方で 26.9% の方が回答した 「 チョコレートを食べると血糖値が上がりそうだ 」は、 実は誤解 。 甘くておいしいチョコレートは 、
糖分が多く血糖値を上げる原因となりそうですが 、 カカオポリフェノールが豊富に含まれている高カカオチョコレートは 、 食物繊維が多いため糖の吸収を防ぎ 、 カカオポリフェノールがインスリンの働きを高め 、 血糖値を急上昇させない効果があることも報告されています 。
高カカオチョコレートには、 動脈硬化の予防 、 血圧低下 、 脳活性化、 便通改善 、 アレルギー予防 、 アンチエイジング効果などさまざまなうれしい効果が検証され 、 今後の研究により新たな効果の報告も期待されています 。 チョコレートでおいしく健康を目指しましょう 。
バレンタインチョコは相手のことを気遣って選ぶ・ または選んでほしいかと聞くと 、 全体の 73.1% が同意しており 、 バレンタインチョコは相手のことを気遣って選ぶことが令和のバレンタインルールとなっているようです 。
では、 気持ちの伴わない代名詞となっている義理チョコではどうでしょうか?
2020 年のバレンタインで義理チョコをあげる予定の 728 人にその相手を聞くと、 「 父親 」 34.5% 、 「 職場関係 」 26.8% 、 「 配偶者 」25.3 %が多くなっています 。
「 今年も義理チョコか 」 と落胆しそうですが、 チョコに込められた思いを聞くと 、 ただの義理ではないようです 。 父親へ義理チョコを贈る人にその理由を聞くと 、 「 日頃の感謝の気持ちを伝えるため 」 53.4%がダントツトップ 、 配偶者へは僅差の 2 位です 。 また 、 職場関係でも 、 「 日頃の感謝の気持ちを伝えるため 」 28.2% 、 「 コミュニケーションをよくするため 」 26.2% という意見が上位で 、 「 おつきあいとして 」15.9% 、 「 年中行事だから ・ いつもあげているから 」 14.9% のいわゆる義理としてのチョコ利用は 1 割台にとどまっています。 感謝の気持ちの お礼は お ・ 令和 チョコ がいちばん強いのが 、 実は義理チョコなのかもしれません 。
「義理チョコには感謝の気持ちが込められている 」 2020 年のバレンタインは、 義理という名のサンクスチョコが主流となりそうです 。
10 代女性の 56.3% 、20 代女性の 42.5% が 「 父親 」 にチョコをあげる予定と答えています 。 10 代の 「 女友だち 」 、 20 代の 「 配偶者 」 には及ばないものの 、 パパ人気は高く 、 「 恋人 」と答えた10代 30.0%、20代の25.9%のスコアよりも高くなっています。
パパにチョコをあげると答えた10 代 、 20 代女性にどんなチョコをあげるかと聞くと 、 「 手作りのもの 」 が最も高く 、 10 代女性では53.3% と半数以上 、 20 代女性でも 21.6% が手作りチョコをパパに贈る予定です 。 パパへの お礼は手作りで 、 というお嬢さんが多いようです 。
「手作りチョコを 10 代の娘から贈られる父親 」 2020 年のバレンタインは 、 娘の手作りチョコに目を細めるデレデレパパが増えそうです 。
贈り物で気持ちを伝えるのが好きな日本人。 父の日や母の日 、 お歳暮やお中元など 、 その時々に感謝の気持ちをギフトで伝えています 。 直接言葉では言えないけれど 、 その思いをカタチに託して伝えるのは 、 とても日本らしい文化だと考えられます 。 今回の調査結果から 、 バレンタインもその仲間入りを果たしたことがうかがえます 。
ほかのギフト習慣に比べ 、 バレンタインは子どもからお年寄りまで 、 相手を特定せず低価格で気軽に参加できることから 、 よりカジュアルでよりフレンドリーに気持ちを伝える 、 ちょうどいいイベントとして利用されているようです 。 日本ではクリスマスもハロウィンも 、日本独自のスタイルで定着してきましたが 、 女性から男性への告白として始まったバレンタインが 、 今では日頃の感謝をチョコに託して伝える日となり 、 ラブよりもライク、 さらにはサンクスの記念日 としてすっかり定着しているようです 。
バレンタイン、恋人たちの行事から国民的に認知された行事への変わってきています。
人生100 年時代を迎える日本 。 チョコレートをはじめとしたおいしい健康習慣が 生活の質を向上するQOLの要となり 、 楽しい時間にも健康的なものが欠かせなくなりそうですね。令和初のバレンタインは健康と感謝のキーワードを意識してみてはいかがでしょうか?
この記事が気に入ったら
いいね!お願いします
WOMEN'S SHOWCASEの
最新情報をお届けします