夏休みの宿題親が手伝うことは悪くない!
夏休みの宿題は子供の自主性よりも親の介入がおすすめ!
夏休みです。全国的な傾向なのかはわかりませんが、近年夏休み明けの始業式が8月の最終週という学校も珍しくないようです。そうなると…夏休みの宿題をする期間が短いじゃないかー!!両親共働き家庭だと、お盆なんて宿題やらせてたら終わってしまうよー!と嘆きの声が聞こえてきます。とはいえ、やらなきゃいけないのでやりましょう。
今回のご提案は、「夏休みの宿題は積極的に親が手伝ってあげましょう!」というもの。親が手伝ったら勉強にならない?そんなことはありませんよ!
親が夏休みの宿題を手伝うメリット
親が積極的に介入することで、親子ともにメリットがあります。以下に例を挙げますね。
◎スケジュールと進行状況が把握できる
◎宿題を実際にやる時間が短縮される
◎わが子の普段の学習状況がわかる
◎子供に尊敬される
◎親子で楽しい時間が共有できる
出典:写真AC
これらのメリットについてもう少しずつ、細くしていきますね!
◎スケジュールと進行状況が把握できる
夏休みの宿題の全体の量をまず把握すると、大人はこれまでの経験から一日にこなさないといけない宿題の量が把握できますよね。これ、とっても大切です。宿題が遅れることは織り込み済みでも、最終週になって「これもあれもできてない」と泣きつく子供さんって意外に多いのです。そうなると、親もストレス・マックスな状態でキレ気味に教えることになり、親子双方が疲れてしまいます。
宿題の全体量を把握するときのポイントが一つ!夏休みに入ってすぐ(あるいは終業式に)確認することです。
お子様によっては、夏休み中盤を迎えるころには宿題の一覧表をどこにやったか分からない、なんて子もいます。
そうなったら、もうどこからどう手を付けていいのかさえ分かりませんよね。
失くす前に親子で読み合わせして、見えやすい場所に貼っておくようにしましょう。
◎宿題を実際にやる時間が短縮される
朝でも夜でもいいとは思いますが、親の目の前で宿題をさせるようにします。親の目があれば頑張ってやろうという気持ちと、分からないところをすぐに教えてもらえます。わからない宿題をいつまでも考えても時間の無駄ですので、さっと教えてあげてできるだけ早く終わるようにします。
また、両親が日中不在、比較的自主的に宿題に取り組めるお子さんであれば、帰宅後にチェックだけしてあげて、「よくできたね!」と褒めてあげれば、さらに自分でやるようになります。
◎わが子の普段の学習状況がわかる
宿題ですので、これまでに一度は習っている部分のはずです。わからない部分が多く時間がかかっているようであれば、その教科の学習が遅れていることがわかります。わが子がどこでつまずいているのかを把握して、できれば夏休み終了までに少しでもわかるようにしておくと、夏休み明けの授業進路の遅れを防ぐことができます。
また、教えるときには感情的にならず「何度でも聞いていいから」と言ってあげてくださいね!(これが一番難しいことは知っています!でも頑張って!!)
また、小学生とはいえ高学年になると親が問題を見ても「??」と迷うときがあります。調べて住むないようでしたら、お子さんと一緒に調べてください。その時は正直に「お母さん(お父さん)もわからんわ。難しいね!一緒に調べよう!」と正直に言うこと。変に親のプライドを気にしてごまかすよりも、お子さんに安心してもらえます。
◎子供に尊敬される
子どもの目の前でささっと問題を解いて、教えてあげると子供は単純に尊敬してくれます。学習でも、自由研究でも親が頑張っている姿を見るのは子供にとっては、ありそうでないチャンスです。ぜひ、普段の秘めたるパワーを忌憚なく発揮してください!また、先ほども説明した通り、分からないことはわからないときちんと伝えることも、子供たちにはいい刺激になります。親子で一緒に調べることを楽しんでください。
問題集の答えがもし分からない場合は、無理に教える必要もありません。知ったかぶりをして、間違った答えを教えるよりも、「わからないから、新学期に先生に聞いてきて。先生に聞いてわかったらお母さんにも教えてね!」とお願いしてください。その後、お子さんに教えてもらえば、子供の記憶にも定着しますし、お子さんの自信にもつながりますよ!
◎親子で楽しい時間が共有できる
自由研究や工作は、親の好みでやっていいです!時間が取れなければ、ホームセンターやショッピングモールなどのイベントを利用して、それらしいものを作ってもいいでしょう。立派なものを作ることが目的ではなく、子供一人が努力してできるなら、その努力を認めればいいですし、親子で行えるのであれば親子が一緒に夏休みの時間を共有したらいい!工作の宿題はそのスタンスで十分です。
早く進められるなら、お盆ごろまでに提出物一式にめどをつければ、あとは少しずつ苦手科目を克服するのでもいいですし、親が初めから介入していれば夏休みの最後になって「これもあれもできてない!」は防げます。
また、こんなに介入しては子供の自主性が育たない、という心配もあるかもしれませんがそれも心配無用です。
スケジュールの立て方がわからないだけなのですから、初めに予定の立て方を教えてあげるつもりでいれば、それ自体が学習になります。
今からでも構いませんので、一度お子さんの宿題をチェックしてあげてくださいね!