ホワイトデーは世界の常識ではなかった!4月14日のブラックデーとは?
ホワイトデーの由来とは?韓国のブラックデーもご紹介!
バレンタインデーで告白をすると、ホワイトデーでアンサーがもらえる!という時代は終わったようです。バレンタインデーそのものも、友チョコ、義理チョコなどが拡大する一方、その日に本命に告白するっていう文化も残ってはいるものの、女子の手渡し直接告白文化は一昔前よりも縮小傾向にあるように思います。
メインの行事のアンサー・ディだった「ホワイトデー」について改めて調べると、意外な事実が判明したのでご紹介します。
日本の行事「ホワイトデー」の始まりは1980年
ホワイトデーは全国飴菓子協同組合が雨の販売促進のために始めた行事です。バレンタインデーでチョコレート業界が活況になったことで菓子業界の次なる戦略となったようです。
飴を送るということで一時は「キャンディーデー」というネーミング案が出ていましたが、「白」にある純潔のイメージや縁起の良さで最終的に「ホワイトデー」となりました。
とはいえ、バレンタインのようにキリスト教の逸話が全くないわけではないようです。
まずはバレンタインデーの由来から、ローマ時代、兵士であることを理由(戦地での士気が下がるため)に自由な結婚を禁止され、嘆いている兵士たちを憐れんだバレンタイン(ウァレンティヌス)司教がローマ皇帝の命令に反して彼らの結婚式を取り行いました。この行いが原因で殉教するのですが、処刑された2月14日がバレンタインデーになりました。
ホワイトデーは、バレンタインデーの一月後ですが、バレンタインデーの一月後にホワイトデーという名前ではありませんが、男女が改めて愛を誓い合ったというお話があります。
欧米でのホワイトデーは?
さて、日本でキャンディー業界が広告戦略として行ったのですが、その広がりについてみていきましょう。
欧米では、ホワイトデーはありませんが、先ほどご紹介した、バレンタインデーの一月後の行事を楽しんでいます。
3月14日に、恋人同士でクッキーやマシュマロ、お花を贈ります。お互いに送りあい愛を確かめる日であり、日本のようにバレンタインデーのアンサーデーのような雰囲気はありません。
アジア圏を中心に広がる「ホワイトデー」
日本を発祥にしたホワイトデー文化は、韓国、中国、台湾では行われています。最近では、日本もキャンディーを送るだけでなく、欧米のようにマシュマロやクッキーなど、贈り物のバリエーションも増えました。さらに、友チョコ文化の影響か友達同士でもホワイトデーを楽しんでいます。
韓国で生まれた「ブラックデー」とは?
出典:写真AC
日本の影響を受けホワイトデーを取り入れた韓国ですが、こちらでは新たな行事も楽しまれています。
ブラックデーは、ホワイトデーの一月後の4月14日に行われます。
この日、バレンタインデーもホワイトデーも全く無縁だったという独り身の男女が集まり、チャジャン麺・ジャージャー麺や、珈琲など黒い食品を食べるそうです。
ホワイトデーもブラックデーもを楽しもう
日本では、いただいたらお返しをする、という文化がまだまだ根強いため、バレンタインデーでいただいた方は、義理チョコでもお返しをするという人がほとんどです。
しかし、本来お返し概念がないのですから、ちょっと職場にクッキーやお菓子を持って行って皆でシェアして交流を深めるのも楽しそうですね。
また、ブラックデーでは独身男女が集まるのですから、そこに出会いが生まれることを期待したいです。日本にも逆輸入される日が来るのを願っています。