マイナンバー始まっちゃうけど「住基カード」どうすりゃいいのよ?
個人番号通知カードがついに来た!住基ネットはどうなった?
マイナンバー制度開始に合わせ、個人番号の通知カードが届けられています。
12桁の番号は家族だから近いのかと思いきやまったくランダムに割り振られていました。
で、ふと気になったのが住基カード…あれも一斉に国民に番号が振られるシステムでしたよね?
住基ネット
住基ネットは平成14年に運用が開始されました。このときは圧着式のはがきで世帯主あてに、家族の生年月日、性別、氏名と住民票コードが記載された「住民票コード通知票」が各家庭に自治体から届いています。
住基ネットとマイナンバーの一番大きな違いは住基ネットは自治体の事務効率化が目的であったため、住基ネット自体に参加しない自治体も当初はありました。行政機関との情報連携は住基ネットにはありませんでしたが、確定申告をネットだけでできる「e-tax」の電子証明書として利用することはできました。
住基カードでは写真は任意で、身分証明に使いたい方は写真入りにしている場合が多かったようです。
マイナンバー
マイナンバーは国が主体となって全国民に付番されるとされていますが、この番号は住基ネットの番号から生成されています。(番号は同じではありません)また、末尾一桁は目的の違う検査用数字ですので個人に割り振られている番号は先頭からの11ケタになります。
マイナンバーの目的は行政機関間での情報連携です。主には税金と社会保障を掲げられていますが今後使用目的が広がる可能性もあります。
また、マイナンバーは住民票を持つ人すべてに付番されますので、中長期に滞在する外国人(在留カードを持っている方)には付番されることになります。逆に日本人でも海外在留中で日本に住民登録の無い方には発行されません。このあたりはアメリカのソーシャル・セキュリティカードと同じような感じですね。
外国人も、日本人も生涯一度ふられた番号は特段の事情の無い限り変わりません。(個人情報漏えいがあった場合に変更されるケースがあるようですが・・)
マイナンバーカードは申請しないともらえない
現在郵送で送られているのは「通知カード」です。マイナンバーが何番なのかをそれぞれの個人に伝えるためのカードですのでマイナンバー個人カードではありません。
出典:総務省「通知カード」
マイナンバーカード(マイナンバー個人カード)が必要な人は同封の申請書かインターネットで申込み、来年一月以降発行されたら自治体窓口まで本人が取りに行って手に入れることができます。
出典:総務省「個人番号カード」
住基カードを持っている人はどうすれば?
出典:wikipedia
現在住基カードを持っている人は限られると思います。主にはe-taxで電子証明書を利用している人が想像されます。
確定申告で使いたい方は住基カードの有効期限内であれば利用できます。
住基カードとマイナンバーの個人カードを両方持つことはできませんので、もし現在住基カードを持っている場合でマイナンバーカードを申し込む方はマイナンバーカード受け取り時に住基を返却します。
マイナンバーカードは電子証明書の機能が既についていますので確定申告に使うことができます。(ICカードリーダーは必要)
住基カードは自治体によっては発行手数料が必要でしたがマイナンバーは当面は無料です。
マイナンバーカードを作る?作らない?
マイナンバーカードを持つ持たないは個人の判断ですし、今まで役所に出向かないとできなかった手続きがコンビニやオンラインでできるようになるなどメリットはたくさんありそう。
出典:flickr,Pieter Ouwerkerk
また、運転免許も持たない一部の人は今まで身分証明が煩雑でしたがこのカードがあればその心配もなくなりそうです。
でもなくしたりしないか心配ですよね。うーん、ライフスタイルによるけど現在のワタシにはカードの必要性を感じないのでしばらくは様子見です。
参考サイト:総務省「マイナンバー制度と個人番号カード」