読書の秋。何を読んだっていいじゃない!
読書の秋です!いろんな本を読んでほしい!!
読書の秋です。
皆さんどんな本を読んでいらっしゃるのでしょう??
どんな本を読もうとその人の自由!本に貴賤はないと思うのです。
ケータイ小説と小説本
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日本の出版物、文学は特に縦書きが多いですよね。
数年前ケータイ小説と呼ばれ携帯電話やブラウザで読むためか横書きの小説が流行りました。
若い子たちが夢中で読んでいましたよね。ちょっとエッチな内容もあったりして…「DEEP LOVE」は書籍化され200万部以上を売り上げました。
また、そのころには若い人に親しんでもらうためか日本の純文学の名作(夏目漱石やら太宰やら)も横文字で出版されていました。
DEEP LOVEを読んだ時はなんとも思わなかったけど、ためしに太宰の横文字本を手にした時は半分で読むのをやめてしまった。すでに読んでいる話だったにもかかわらず慣れていないせいかどうしても文章が頭に入ってこなかったのだ。
片方は大丈夫で太宰が無理だったっていうのは文体によるかも知れないし、本当に感覚的なものなのだと思う。
でも横文字本は一時的なブームだったのか、最近は横文字で出版されている小説はあまり見ないね。
漫画と文学
今はあまり言われなくなったけど、「マンガばっかり読んだらバカになる!本を読みなさい!!」っていうの。漫画好きからすればほっといてくれ!って言葉だよね。
ただ、個人的な意見としては脳みそ疲れてたり、ストレスたまって文章に入り込めない時には漫画を選ぶ傾向にある。余裕のある時は文学や自然科学などの本も手に取ってきちんと内容を咀嚼できると思うのだ。
でも明らかに漫画ばかりを読んだ後本を読むと理解力(想像力)が落ちた!と愕然とする。
マンガ=おやつ、文章の本=食事
食べものにたとえたらそんな感じかなーと思うのだ。
おやつ、おいしいけどそればっかりじゃ体に良くないじゃない?
だからしっかり栄養のとれる食事もちゃんととったほうがいいのだけど、食事にもいろいろあって栄養価豊富だけどおいしくないものとかもある。
だからって人によってはおやつばっかり食べてるのに病気にならなかったりするし…
本を食べ物にたとえてみる
小説=ごはん(米の主食)
自然科学の本=野菜(あんま好きじゃないけど食べれるし、食べたらなんとなくちょっと身についた気になる)
少女マンガ=ケーキ(あまくてうまい)
少年マンガ=スナック系~酒のアテ、ツマミ(激辛もあるし、ついつい止まらなくなる奴もある)
てな所だ。
どれ食べてもおいしいけど、胸焼けしてご飯食べれない時もあるし、お野菜はあんまり好きじゃないけど意識的に食べるようにしている。
エロ本だっていいじゃないか!
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文化的に受け入れられない国もあるようだけど、エロ本に関しては容認派だったりする。
別に本人が読む分には勝手に読めばいいと思うし、犯罪につながるようなものは困るかも知れないけど受け取り手の解釈は幅が広いからなかなか線引きは難しいよね。
バリバリのエロ本は読んだこと、見たことないけど、エロ本顔負けの小説だってあるし、図書館に並んでいるのを見ると「本ってR指定ないんだな…」と思うこともある。中高生のそれを手に入れるのに苦労する男子に教えてあげたいぐらいだ。
ワタシの食べ物カテゴリーに入れるとしたら??
そうだな…発酵食品系?納豆とか…場合によってはシュールストレミングみたいな感じかな…まあ嗜好品ってことで。
「趣味-読書」のトラウマ
なんでこんな話をするかってことなんですが、もともと本が好きでその時その時で興味に任せて本を読んでいるので趣味を聞かれると読書、って答えてたわけ。無難だし…
ある時、知人の紹介で男性と会うことになった。ただの紹介というより大人が絡んだ結婚前提って感じでまあ、ほぼお見合い、みたいな感じだったんだ。
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その時の会話
男性「ありきたりだけど趣味はなんですか?」
ワタシ「読書です。本読むの好きなんです」(見合いの見本のような会話だろ??あるんだよ!実際こんな会話が!)
男性「今読んでる本はあるんですか?」
ワタシ「『ゾウの時間とネズミの時間』(生き物の寿命に関する新書)かな?」(結構いろいろ読んでたけど無難な線で…)
男性「へー。じゃあ、趣味読書って言ってもいいよね!最近はくだらない小説とか漫画しか読まないくせに読書が好きとかいう女の人もいるから、あれってどうかと思うんですよね…」
ワタシ、引きつり笑いとともにできるだけ早く切り上げようとあれこれ画策し、とっとと退散した。
正直、その当時のワタシの本棚には100冊以上の漫画と、300冊以上のくだらない小説であふれかえっていたわけ!
もちろんこの男と2度と会うこともなかった。断ったときに理由を求められたが見合い慣れしていないワタシは「私などは知的な男性には不釣り合いで申し訳ないのです。」とえらく卑下してしまった。
そして、その後半年はゾウの時間とネズミの時間を手に取ることができなかったのだ!
この事件以降、ワタシ趣味で読書と答えることはなくなった。
ただ本が好きなことは事実なので「本が好きだから電話帳も読めるよ!(本当の話、電話帳と広辞苑大好き)」と屈折した本好きをアピールするに至っている。
本に貴賤はない
人によって感受性は違うし、どの分野の本が良本で、どれが悪いかは本人が決めればいいことなのだ。
最も怖いのは、つまらないきっかけで本を読まなくなることの方だよ。
個人的な考えだけど本を読むと文字の情報をつかむ能力が高くなる。文字情報の少ないマンガばかりを読んだだけでは情報察知能力が鈍ったりもするのだが、マンガすら読まないとその能力はもっと低下する。
なにより、本を通して心自由にいろいろな世界の疑似体験ができるというのは楽しいのだから、できるだけ広い分野でいろいろと楽しみたいと思うんだよね!