本場に学ぶ!オンナに磨きをかけるパリジェンヌに人気の香水 トップ 10
自分の香りを追求するパリジェンヌ
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パリジェンヌにとってのマストアイテムである香水。日本では無臭が好まれることも多く職場での香水はNGだったりしますが、フランス人にとって香水は身だしなみのひとつとして欠かせないもの。フランスでは、男性たちがワインについて話すように、女性たちは香水について話すのが日常的なこと。クリスマスシーズンともなると、テレビも街中も様々なブランドの香水の広告であふれかえります。実際に、フランスでは女性が香水をプレゼントされる機会も多く、大人の女性であれば誰もがお気に入りの香りを持っています。今回は、フランスで最も売れている香水の中から、オンナっぷりの高いパリジェンヌらしいとっておきの香りをご紹介します。
◆パリジェンヌに人気の香水トップ10
毎年、フランスでは前年度の香水の売れ筋ランキングが発表されます。仏紙Challengesによると2014年フランスで売れた香水トップ10で1位を獲得したのはフローラル&フルーティーな香りで人気を博したLancome(ランコム)の『La vie est belle』。2位は2013年に1位だったDior(ディオール)の『J’adore』。さらに皇室御用達として知られる Guerlain(ゲラン)の『La petite Robe noire』が3位に続きます。その他を見てみると5位には世界でもっとも売れている香水として知られるChanel(シャネル)の『N°5』といった定番や、日本人デザイナーがパリで立ち上げたブランドのKenzo(ケンゾー)の『Flower by Kenzo』などがランクインしているようです。もちろんパリのデパートに行けば買えないということはない名作揃い。また驚くべきなのか、当然と言うべきなのかトップ10入りした全ての香水がフランスのブランド。このことからもフランス、またパリジェンヌがいかに香水を愛しているかをうかがい知ることができますね。
1. Lancome : La vie est belle
2. Dior : J’adore
3. Guerlain : La petite Robe noire
4. Chanel : Coco Mademoiselle
5. Chanel : N°5
6. Yves Saint Laurent : Opium
7. Thierry Mugler : Angel
8. Dior : Miss Dior
9. Guerlain : Shalimar
10. Kenzo : Flower by Kenzo
出典:Voici les 10 parfums pour femmes les plus vendus en 2014 – Challenges
http://www.challenges.fr/entreprise/20150109.CHA2120/top-5-des-parfums-2014-l-oreal-voit-la-vie-en-rose.html
◆自分の香りを追求するパリジェンヌ
「モテる香り」などを気にする日本人とは対照的に、パリジェンヌは自分に馴染む「オンリーワンの香り」を求める傾向があります。購入する際には、万人受けする香りかどうかということを気にするフランス人は少なく、恋人からプレゼントされた香水が気に入らない場合は「あなたは私のことをわかってないわ!」と喧嘩になるカップルもいる程と言われています。
もちろん、自分の香りを求めるフランスでも香りのトレンドはあり、パリには世界中から最先端の香りが集まりますので生粋のパリジェンヌには「新しい香り」も人気です。例えば、1994年に英国で誕生したJo Malone(ジョー・マローン)はパリの一等地であるサントノーレ通りに路面店を構えています。
「香水をつけない女性に未来はない。」と言ったのはかの有名なココ・シャネル。その言葉を体現するかのように、おしゃれなパリジェンヌにとって香水はマストアイテムであり、パリには最先端の香りの文化があると言えるでしょう。この冬はパリジェンヌに学んで自分だけの香りを求めてみてはいかがでしょうか?