しっかり紫外線対策！日焼止め選びのポイントとは？

日焼止め成分に着目して商品選びのヒントに！ 気候がよくなり外出の機会も増えました。これからの季節は紫外線対策が重要です。紫外線対策に有効なのが、日焼止め。毎年たくさんの商品が出て選ぶのにも迷います。今回は日焼け止めの選び方のポイントをご紹介します。

日焼止めの成分は主に2種類

日焼止めに効果のある成分は「紫外線散乱剤」「紫外線吸収剤」の2種類です。多くの日焼け止めにはこのどちらかが配合されています。
一般的には紫外線吸収剤の方が紫外線散乱剤よりも、日焼止め効果が高い代わりに肌への負担が大きいとされています。これは、紫外線散乱剤は、肌に受けた紫外線を跳ね返すのに対し、紫外線吸収剤は皮膚の表面に受けた紫外線を熱などのエネルギーに変えてしまう物質で、主に有機化合物からできているためです。そこで、「肌に優しい」と銘打った日焼け止めの多くは紫外線散乱剤を使っている商品が多い傾向にあります。

紫外線散乱剤を使った日焼け止めの特徴

紫外線散乱剤使用の日焼け止めには「ノンケミカル」と表示されていることが多くあります。これは、紫外線吸着剤の有機化合物ではないということです。
この「ノンケミカル」の日焼け止めでは、紫外線吸収剤のように肌に当たった紫外線と化学変化を起こすことがありません。化学変化で、成分が変わったり構造が変化したりしないので、一度塗ると肌にとどまっている限りは効果が長続きします。 さらに、UV-A波、B波の両方に一定の効果が認められます。

しかしまったく、刺激にならないのではなく、紫外線散乱剤に紫外線が当たることで活性酸素が発生することもわかっています。活性酸素は肌の酸化を引き起こす原因にもなりますし、肌が酸化するときに肌への刺激や負担になることもあります。また、紫外線散乱剤はべたつきのある使用感で、つけると肌に白浮きしやすいので、着け心地は圧倒的に紫外線散乱剤の方が高いのです。

自分の肌との相性を見極める

紫外線散乱剤・紫外線吸収剤どちらの成分が自分のお肌に合うのかは、実際に使用してみて決めるのが一番でしょう。実際に紫外線吸着剤を主成分とした日焼け止めを使い続けても、肌の調子が悪くならないという女性もいます。また、どんな日焼け止めクリームをつけても肌トラブルを引き起こし、病院で受診した結果、日焼止めクリームに入っている他の成分(エタノール）によるアレルギー反応であったという事例もあります。

紫外線散乱剤・紫外線吸収剤それぞれの特徴に合わせて、外出時間や使う体の部位で使い分けるのもいいかもしれませんね。今度日焼け止めを購入するときは、一度成分を確認して購入してみて下さい。