お年玉を渡す範囲は?友人や上司の子供は?ポチ袋のマナーについて
お正月目前!銀行では新札への両替で行列が!新札の使い道といえば、そう、お年玉です。もらえばうれしいけど渡す立場になればそれなりに悩んでしまうお年玉について、マナーと渡す範囲について説明していきます。
お年玉はだれに渡す?何歳まで渡す?
写真AC
まず、お年玉を渡す相手についてですが、親戚の子供「孫・甥・姪」までと決めていることがほとんどです。中には、親族が集まる機会が多い、いとこの子供に渡すというケースもあります。
何歳まで渡すかですが、一般的には高校生までといわれれています。しかし、家族や親族の関係やローカルルールによってそれぞれ違いの例は以下の通りです。
・大学生まで
・未成年のうち(20歳まで)
・大学生でもバイトをしていなければ「おこづかい」として
・自分の子供がもらった年齢が大学生までもらっていた。その相手の子には同じ年まで
などです。
家族で決めている暗黙の了解ですが、たまにしか合わない親戚はあとから関係が悪化するよりは、きちんと周囲に相談し合わせた方が無難でしょう。
親戚以外の「お年玉」どうしてる?
親戚以外にお年玉を渡すシチュエーションは、上司や友人の子供でしょう。お正月にわざわざ合うほどの関係ですので自分にとってはつながりの強い人たちになりますね。親戚以外の子供にお年玉を渡すときには、高校生までが多いようです。また、知人や友人の子供の場合、親戚の子供よりも若干予算は少なくしています。
お年玉のマナー
お年玉にもマナーがありますのでご紹介しますね!
ポチ袋の書き方
ポチ袋の表書きは渡す相手によって書き方が違います。
親戚の子供
小さい子供には、「おとしだま」「おめでとう」と、小学生以上では「お年玉」と書きます。お年玉は自分よりも目下の人に渡すものですので、身内で自分より年齢が低ければ「お年玉」になります。
親・祖父母・義父母
正月の帰省の際にかかった食事代を受け取ってもらえない場合やお世話になったお礼、年金所得だけで収入が少ない年配の方にに現金を送るケースが増えてきています。その際、年上の親族は自分より目上の人間になりますので、「お年賀」と書くようにします。
上司の子供は「お年賀」
本当はお年玉は目下の人間に渡すものです。ですから、渡すこと自体を失礼と思われることもありますが、お小遣いや図書券など渡すときには「お年賀」と書いて渡します。
4,000円はあげない
お年玉の相場は1000円~10000円程度といわれます。年齢や関係性によって金額が変わりますが、4000円を入れるのは禁忌とされマナー違反です。これは、4が「死」を想像させお正月のめでたい時にはふさわしくないからです。
子どもにとっては、お年玉はとてもうれしいものです。喜んでもらえると渡す方としては嬉しいのですが、それ以上に親戚の関係を良好に保つために必要です。ルールやその家のマナーを尊重して渡す(もらう)ようにし、もしも自分の子供が受け取った場合には、必ず本人からお礼を言うよう礼儀を教えましょう。