所得が低いから結婚しない?一緒に支えあうライフスタイルを考えてみよう!!
収入が低い!でも結婚を考えてみよう!
日本の晩婚化,非婚化が様々な場面で話題,問題視されています。
その一因に,所得が低いため結婚ができないとの指摘もあります。
確かに、一人の生活で精一杯なのに家族ができたら・・・不安になりますよね。
しかし,パートナーを見つけて一緒に暮らすことも選択肢の一つとして考えてもいいという例をご紹介します。
出典:pixabay
二人で暮らすから生活費が二倍になるのではない
総務省発表の「家計調査報告」の消費支出最新データです。
出典:総務省「家計調査報告」平成27年(2015年)4~6月期平均速報
単身世帯で155,000円ですので二人分をかけ算すると31万円ですが、実際には285,000円です。
2人で暮らすということは生活費の面から見てもある種の合理性があるんですね。
単純に考えると毎月25,000円の差額が生活費のゆとりになります。
手取り年収200万円でも二人なら400万円
具体的な例でいきますね。
ボーナスなし、給料の振込額が17万円くらいの方でだいたい手取り年収が200万円になります。(国民年金・国民健康保険の方は月額20万円くらい。)
この人たちの年収から平均的な1年の消費支出を差し引いた残り(貯金ができる金額)は以下のようになります。
一人暮らし 200万−(155,000/月x12)=140,000
2人での生活 200万x2人−(285,000/月x12)=580,000
単純計算なのでその方の消費動向にはよりますが二人暮らしは経済的には悪くないのです。
家族を養う(養われる)という考えからの脱却
今回紹介した例は,それぞれ限られた所得の人が一緒に暮らすことで
・ 一部の生活コストを抑制
・ 精神的な安定を得る
ことができると言う一つの考え方です。
あ、当然、愛も必要ですよ!大前提にあります!!
ただ、こういった生活の中で大切なのは共同、助け合いの精神です。
どちらかが結婚したのだから経済面&生活面で自分のできることでも相手が助けるのは当たり前、という気持ちでいるとあっという間に破綻します。
そのためにはお互いに自立(自律)して生活し,それでもそれぞれがちょっと大変なことをカバーしあえれば素敵な関係ですよね。
基本的な意識の擦り合わせは必要
共同(結婚)生活に求めるものは人それぞれ違います。
子供をのぞむか、家族(ここでは自分の親兄弟)との関係、将来に対する展望,生活設計等にずれがあると今は良くても,数年後にお互いに傷つけあう場面が出てきます。
他人との暮らしなので争いの一つや二つはあって当然なのですが、基本な意識は共同生活を始めたからという理由ではあまりかわりません。
ですから,この部分は慎重に考えて行く必要があると思います。
パートナーに男性を選ぶのか女性パートナーを選ぶのか,他人との共同生活でのストレスに耐えられるのかも考えることはたくさんありますが、今までは一人分のコストとして消えていた生活費をゆとりにして年に一度でも二人で楽しむ旅行なんていうのもいいと思います。