「家事を手伝う」という男が嫌いだー!
家事の男女分担、まだまだ女性負担が大きいと思う…
「家事を手伝うオトコ」や「イクメン(育児に協力的な男性)」が増えているという。
それで女性の社会進出につながるって。なんか根本が間違ってないかい??
女性の社会進出、男性の家庭進出
出典:pixabay
女性が思いっきり働ける社会になったといわれる。
確かに、求人もたくさんあります。その中には男性並みの待遇を約束されたものも多くあります。
一方、男性は「家庭を大切にし、育児にも積極的に参加しましょう!」てな感じで政府も少子化対策に乗り出し、都道府県の首長も育児休暇を取るなどメディアでも取り上げられましたね。
まだまだ始まったばかりだからだろうか・・・実情に合っていないのに制度ばかりがもてはやされていると思う事が多いので一個人の意見としてなのですがちょっと聞いていただきたい。
ワタシ、
「家事を手伝うっていう男」が嫌いだー!!
だまって、滞っている家事をこなしやがれ―!!
共同生活なんだから当たり前なんだ~!!
・・・あーすっきりした。ということでちょっと解説をば!
手伝うの意味
他人の仕事を助けて一緒に働く。手助けをする。助力する。「大掃除を―・う」
出典:goo辞書
そもそも手伝うっていうのは「自分の仕事だと思っていない」ということなのだ。
無意識の中でもそう思っているから出てくる。自分の仕事じゃないけどやってやろう。という意識の表れ。
言葉のあやでしょう?と思われるかもしれないが人間は言葉を使って考えることがほとんど、言葉は思考そのもなのだ。
家事分担の約束をしていても本来的に自分がやらなければいけない、という意識を持っている男性はほんの一握り。
男性の育休は家事スキルがないとかえって邪魔!
さて男性の育休についてである。知事や市長が率先して育児休暇取得をアピールしていた。
確かにあまりにも低い男性の育休取得率を上げるためには役に立っているかもしれない。
でも、時間単位の休暇であったり、2週間程度であったり。
女性が出産後に肉体的にしんどいのは確かなのだが、産後の回復が順調であれば育児でのしんどさは肉体的なものよりもむしろ精神的なものだ。
家事カバーよりも精神的なカバーが必要な中、家事スキルの無い男がひとり家の中で増えたら出産後ナーバスになっている女性の負担は余計に増えることになる。で、そんな家事スキルの無い奴に限って「手伝おうとしてるんだから丁寧にやり方説明しろ。」など言ってくる。
女性にとっては
「できない家事はしなくていい。俺が家に帰って洗濯と食器の洗い物するから大丈夫。食事も作るのが無理なら何か買って帰るよ!赤ちゃんと君が元気ならそれでいいよ♡」
だけ言って仕事に行ってくれた方がいくらか助かる。
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男性の育休が必要なのは、奥さんの産後の経過が悪くて赤ちゃんの面倒を見られない時、奥さんの職場復帰がベビー誕生後すぐの場合に奥さんと入れ替わりに数カ月ベビーの面倒を見る場合、くらいだ。
が、そんな覚悟をもって長期の育休を取る男はワタシの周りには1人しかいなかった。(残念ながらオットではない)
ただ、一日単位の育休が可能なら、赤ちゃん、奥さんが病院に行く場合は付き添い、荷物持ちをしてくれればとても助かると思う。
新生児とのおでかけはホント疲れる。
要は家でばっちり赤ちゃんの面倒を見る気がない、あるいは奥さんが一体何を必要としているのか理解しない奴の中途半端なオトコの育休は「俺、やってやったぜ!!イクメンだろ!」という自意識過剰以外の何物でもない。
PTA活動のバランスの悪さが語るもの
子供が大きくなるとPTAの手伝いもやってくる。共働きだろうがやらなきゃいけないものはやらなきゃいけない。
最近は役員会も夜に設定されているので仕事を早く切り上げて参加する男性も中にはいる。が、9割以上が母親。だのにPTA会長だけ男性…これも理解不能。
参観日やクラス懇談なんてほぼ100%母親、有給って女性しか取れない制度でしたっけ?懇談は数時間の有給で事足りますが??って言いたくなる。
懇談も参観も4月には日程が決まっているのだからその気になれば、と言うか働く女性のほとんどはその時点でスケジュールの確認・調整をしている。
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まあ、オトコどもは家事も育児も「手伝っているだけ」なのだから「仕事で無理なんだよな!」っていう意識なのも当たり前なのかもしれない。
男性に求めるもの
これもワタシの見解なのだけど、男性には精神的フォローに徹していただきたい。と思うことが多々ある。
家事も仕事もね、こなせなくて悩んだり「たまってしまったー」とオロオロするのは男女ともに一緒。
家庭内の共同生活において滞っている仕事(家事)を率先して見つけてやるのが家事の分担。
それが無理なら「手伝うから何をしたらいいか教えて」なぞ甘ったれたことを言う前に女性の愚痴の一つでも聞いてくれ!そしたら女性が何を困ってるかわかるから!
困ったことちょっとフォローしてくれたらいいよ!てか、誰かに聞いてもらったら女も元気になって動く気力もわくってもんさ!
男性もしっかりと意識して共同生活を営む人も増えてきているんです。
でも、やっぱり意識のどこかで、と言うか前提が男女でずれているような気もしています。
この差をもう少し埋めていかないと日本では結婚して営む共同生活の中の負担は女性のほうが大きいと思うのです。