男も仕事も”好き”を素直に。ヒンシュク買うくらい男に色目使ったっていい。

女豹ライター　島田佳奈さん

ヒンシュク買うくらい、男に色目使ったっていい
仕事選びも男性も、
“好き”を素直に出していこう

「女豹ライター」の異名をとる大人気作家・エッセイストの島田佳奈さん。ご自身の豊富な恋愛体験をもとにした恋愛アドバイスや生き方指南を軽妙な書き口で、時に辛辣に、でも根底はハートフルに綴るエッセイが、多くの女性を勇気づけています。
今となっては大人気作家の島田さん、実は「堅実で戦略的な」ビジネスマンとしての働き方を自分自身で組み立てた上で、夢を目指してきました。

モノを書く仕事をしてみたい…アートに興味がる…etc…
そんな貴女の生き方のヒントになるかもしれません♡

”女豹ライター”の異名をとる作家

島田佳奈(KANA SHIMADA)

1969年4月3日生まれ。B型。東京都足立区出身。跡見学園大学短期大学部（生活芸術科）中退。
2005年よりフリーライター活動開始。2006年作家デビュー。デビュー作は『ラブ★キャッチャー』（ケータイ小説）。2007年初出版。処女作『人のオトコを奪る方法』（大和書房刊）はその後ロングセラーに。
手掛けるジャンルは、恋愛・性・女性の生き方など。執筆にとどまらず、メディアやイベント出演等幅広く活動中。２度の結婚（うち１回は事実婚）を経て、現在は気ままな独身。愛犬エディとふたり（？）暮らし。
小説でもドラマでも歌でも「不倫」をテーマにしたものばかりアンテナが立ってしまうという「ワケあり恋愛」マニア。（実生活では既に卒業）

やりたいコトはやりたい。あと、“正論好き”（笑）
常識知らずだったけど、自我の芽生えは早かった。
子ども時代から、自分をよく知ってた。

小さい頃は、どんな女の子だったんですか？

子ども時代から、自我が強い子でした。「考えるより先に口が出ちゃう」みたいな。
周りのみんなが躊躇してやらないことを、やっちゃうんです。
例えば、合唱コンクールで、ピアノ弾く人決めるじゃないですか。みんなシャイなのか、躊躇して、自分から手を挙げたりしないですよね。 でも私は「ハーイッ！！」とか思いっきり挙げちゃって。

で、私がピアノ伴奏担当になるのですが、その後、もっと上手な子に「本当は私も弾きたかったのに…」とか泣かれちゃったりして。「えっ、だったら言えばいいじゃん」とか、正論振りかざして、余計泣かせちゃう（笑）

正論好きなんですよね。

大人になってやっぱり、やりたいならやりたいって、言うほうが、やっぱりいいじゃない、って、改めて思いますね。

小学校低学年の時は苛められっ子だった。
けど、先生の戦略的な采配をきっかけに変われた

小学校低学年の時は、苛められっこだったんですよ。
なんか正論をぶつけすぎちゃうのが仇になって（笑）
で、それを察した先生が、荒療治というか、私、身体が大きかったのと、誕生日が４月でクラスで一番最初だったので…「身体が一番大きくて誕生日が一番早いから、学級委員はおまえがやれ」って。
すごい昭和的なんですけど（笑）
でも、それがターニングポイントになった。
それで学級委員をし始めて、それ以降はいじめもなくなって。
もともと、父親も「殴られたら殴り返してこい」っていう親でしたしね。健全に、いじめから脱しました。

中高一貫の女子校に通われたんですよね。
最近「女子校育ちのこじらせ」なんてよく言われますが、島田さんは？

中高一貫のお嬢様学校でも、こじらせなかったです（笑）

中学・高校とお嬢様女子校で、男勝りな小学生時代からいきなりお嬢様だらけの環境でカルチャーショックでした。でも、女子校って、いいですよね。男が混ざってる環境より、悪意がないというか。いじめとかもなかったですね。

女子校でも異端児で、中学時代に先陣切って当時大流行だった聖子ちゃんカットにしたくてパーマをかけちゃって。校長室に連れて行かれて、親は始末書を書かされて。でも親も「こっちのほうが可愛いのにね」なんて。リベラルな親でした。

女子校育ちだと、男性に対して早くから「自分たちとは違う生き物＝異性」ということ意識するようになるので、男性の前ではちゃんと女性でいようという意識が身に着きますよね。でも妄想も強くて、思春期のまだ成長過程のみっともない男子とか見てないから、大人になってからこじらせる女性が多いのもたしかですよね（笑）
「私こんなブスなくせして可愛く見られたいなんておかしくない！？」みたいなね。等身大男子とどんどん距離ができてきますよね。自意識過剰に気づかれないようにしようとして余計距離ができる。

その点、私はこじらせ女子にはならなかったんですよね。
どっちかというと素直に色目を使ったり、

むしろやりすぎて顰蹙買うくらい（笑）

大人になってからの飲み会でも、いい男がいたらすかさず、彼がトイレに行くときについて行きますからね。
いい男がいない飲み会ではあからさまに盛り上げ役に徹するし。

「素直にいって痛い目に合うことはない」

って、今までの経験で学んでます。
男性にナメられないようツンツンし過ぎとか、小学生男子のスカートめくりと一緒ですよ。
好きな子の気を惹くためにわざと「ツン」としちゃうとか。注意して！（こじらせ女子の記者、深く頷く）

好きな気持ちが漏れちゃってる、って男子には本当は可愛くてしょうがないものなんで、ツンデレじゃなくてデレツン、デレ＝８：ツン＝２、くらいがちょうどいい塩梅です。

１０歳離れた姉とは全然違う性格。
姉の時代かっ飛ばしてる女の人なんて内田春菊くらいしかいなかったんで（笑）