元リクルート女子【同期の桜】ゆる熱!対談 第1回
HER LOVE, HER LIFE Vol.5
悔しさが、同期入社女子同士の距離を縮めた
お2人が出会ったのは?
森下「2年目の出向先で、同じ部署の同じチームになったんです。
隣にいた夕子ちゃんが、いきなり英語で電話しだしたんで、ビックリして。『どういう人なんだろう、おもしろそうやな』って興味を持って。
リクルートって我の強い人が多いんですけどね(笑)けど、彼女は意外とそうじゃなかった」
ヒュース「恵子は万人から愛されるタイプだよね。
惠子のことを悪く言う人は一人もいませんね。同期の仲間も、『恵子の家の子に生まれたかった』って言うぐらい。何を言っても好感を持たれやすい。『恵子マジック』って呼んでました」
仲良くなったきっかけは?
森下「同じチームで働いていた出向先の会社が、結構、トップダウン的な社風で(笑)お互いに2年目でいきなり出向させられた悔しさもあって。
研修先のホテルで意気投合したんですよね。
課せられた目標は達成する。でも、自分たちのスタイルでやろう。
そんな思いで共感し合ったんだと思います」
ヒュース「私たちがマネージャーの指示通りの動き方をしないので、困ったマネージャーが泣いちゃったこともありました」
森下「実は、私は、営業実績とは別の軸の“生活点”で評価にマイナスがついて(笑)
営業成績は問題なかったんですけど、査定にも響きました」
ヒュース「私もすごい生活点で低い点数を付けられた。
『上司の命令を聞かない』と叱られましたし」
森下「遅刻とか欠勤とかはしてなかったのにね。
社の方針を理解することが美徳、みたいな、社員の年齢の割には考え方が古風で、当時はまだ社内システムが整っていないアナログな会社でした。それに対して、
『自分達のスタイルで結果を残そう』っていう意見で一致してたんですよ」
新人時代の厳しさ
森下「2人とも配属先が広告営業で。
1年目の配属は、夕子ちゃんが九州、私が神戸でした。お互いに新人がひとりの配属先で、苦労もいろいろ聞いていたから同情し合うみたいな(笑)
入社当時は、リクルートに入ったことを後悔していました。入社する同期は、さっきも言いましたけれど我が強い人が多かったんです。“他人に勝ってナンボ”、みたいな。この中で、どうやって自分を表現したらいいんだろうって、最初は悩みましたね」
ヒュース「入社式で、私の隣に座っていたのは当時、日本でも最強だった京都大学のアメフトのエースだったり。内定者には麻雀世界大会の優勝者もいたとか。
マスコミもそういう有名な同期の取材に来ていて、まったくのんきに入社したので、そんな有名な人と同期なの?って驚きました」
リクルートは、新入社員が何枚名刺交換したかを競う『名刺獲得キャンペーン』も有名ですね。新人時代のハードだった思い出は?