お座敷遊びって憧れちゃうね♡芸者と芸妓、芸者、舞妓って違うのよ
舞妓さんって憧れる♡芸者と芸妓って何が違うの?お座敷遊び基礎の基礎
京都に旅行に行くと舞妓さんの姿をよく見ます。
てか、京都で白塗りでまげを結ってる人を見ると「舞妓さんだ~」と記念写真を撮る方もいらっしゃいます。
舞妓さんじゃないひとも「まいこさん」って呼ばれるシーンも見かけます。
大昔ではまたちょっと意味合いが違ってくるのですが、現代における舞妓さんとそれ以外の人の違いについて♡
舞妓さん
中学を卒業して芸事のおけいこをしながら芸妓さんになるまでの修業期間の女の子を「舞妓さん」と呼びます。
基本的なお作法を半年から数年かけて身に着けるとようやく「見習い」として芸妓さんとお座敷に出ることが許されます。修業が住んで置屋の女将さん、お茶や組合の許氏が出たらやっと一人前の「舞妓」となれます。
舞妓さんは自分の髪の毛で「割れしのぶ」「おふく」などのまげを結います。このまげも、若く経験の浅いときは割れしのぶ、経験を積んでくるとおふくとなります。また花簪は経験を積むほど大きなかんざしをつけることが許されるので、舞妓さんのヘアスタイルを見るとどのくらい経験を積んだかが分かるんですよ!
また、舞妓さんは足下にぽっくりという下駄、着物は肩上げといって型のところで3センチほどつまんで縫い上げた着物、帯は「だらり」と呼ばれる結び方にします。
帯の恥には家紋のような模様が織り込まれていますが、これはそれぞれの置屋さんのマークですので帯を見たらどこの置屋の舞妓さんかがすぐにわかります。
舞妓さんは唄や三味線の修行中でお客様の相手をすることができません。
主に舞を踊ることでおもてなしをするので「舞妓」と呼ばれます。。
出典:flickr Nullumayulife
芸妓さん
舞妓さんは4-5年かけて三味線、長唄、笛、鼓、太鼓、茶道、華道などの芸を修めていきます。
芸子になるときには舞妓時代の「赤い半衿」から「白い半衿」に替えるので衿かえと呼ばれることもあります。
すべての芸でおもてなしができるようになると(現代ではおおむね二十歳前後)芸子としていよいよ本格的にお座敷でお客様のおもてなしができるようになります。
一人前の芸でお客様をおもてなしする大人の女性ですので「芸妓」と呼ばれます。
お着物は黒やシックな色の地味な着物を身につけます。帯もお太鼓に結び足下には草履をはきます。
髪の毛もカツラにあまり派手でないかんざしを使うようになりますよ!
出典:wikipedia
芸者さん
さて、一番わかりにくいのが芸者さんと芸妓さんの違いです。
これはお仕事は同じ、京都にいるのが芸妓さんで京都以外の地域では芸者さんと呼びます。
現在では東京、金沢、伊豆、兵庫など日本の主に温泉街各地で芸者さんを呼んでお座敷遊びをすることができますよ。
ただ、昔と違い京都でもその他の地域でも観光客を相手にすることが多くなったのでなので昔の花街といわれる歓楽街の遊びとは違ってきています。
舞妓さんはとてもかわいらしくて若い子が憧れるのも分かりますね♡芸妓さん、芸者さんたちの立ち居振る舞いはすがすがしく自信を感じて「粋」という言葉がぴったりです。
一度は「お座敷遊び」なるものも経験してみたいと思いますが、遊びの作法も知らぬままに行くのはやっぱり失礼なのだろうなー。なんて、しり込みしちゃいますね。