疲れた時のおやつにちょうどいいチョコレート。最近ではカカオの配合比率の高い「高カカオチョコレート」も人気です。大人のおいしさが注目されやすい高カカオチョコレートですが、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールに美肌効果、紫外線対策効果があることをご存知ですか?今回は現在実証されているカカオポリフェノールの効果と、美容皮膚科医がおススメする紫外線対策の方法についてご紹介します。
カカオポリフェノールには、人の肌の老化、特に紫外線によって赤くなるのを抑えてくれる紫外線対策効果があることが、様々な研究によって明らかにされてきています。 カカオポリフェノールの美肌効果のポイントは大きく2つ、どれも女性にとっては興味深い効果ですよね!
●紫外線によって肌が赤くなるのを防ぐ皮膚保護作用がある
-皮膚の保護作用が著しく改善した研究も
-継続した摂取により効果が持続した研究も
●肌のシワが改善、うるおいアップ、血流が改善した研究も
高カカオドリンクの継続摂取では、肌のハリとキメがアップ(シワが減少)するほか、体重も減少した事例も報告されています。(※1) また、チョコレートを12週間継続摂取する実験では 紫外線からの皮膚保護作用が認められ、高カカオチョコレートを摂取した方が、より効果があったことが判明 (※2) したんですよ!
(※1) 参考:Cocoa Flavanol Supplementation Influences Skin Conditions of Photo-Aged Women: A 24-Week Double-Blind, Randomized, Controlled Trial.Yoon HS et al., J Nutr. 146(1):46-50.(2016)
(※2) 参考:Chocolate flavanols and skin photoprotection: a parallel, double-blind, randomized clinical trial. Mogollon JA et al.,Nutr J. 27;13:66. (2014)
銀座ケイスキンクリニック院長医学博士
1999年、東京女子医科大学医学部卒業、同皮膚科学教室に入局。聖母病院皮膚科などに勤務ののち、2006年に有楽町西武ケイスキンクリニック開設。2011年に現クリニック開設。最新の医療機器と注入治療をオーダーメイドで組み合わせ、「切らないハッピーリバースエイジング」を叶える美容皮膚科医として多くの患者から厚い信頼を得ている。皮膚の働きや美肌に役立つスキンケア、生活習慣などの分かりやすい解説が人気で、テレビ、雑誌、ウェブなど多方面で活躍中。学会や論文などで新しい皮膚科学を常に学び続け、発信を続けている。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本レーザー医学認定レーザー医
紫外線対策には、日焼け止めや帽子の着用など外側からの「アウターケア」と抗酸化作用のある食品によるカラダの内側からの「インナーケア」の2本立てで行うことをお勧めしています。
アウターケアでもっとも重要なことは、太陽光から肌を守るために日焼け止めを塗ることですが、日焼け止めだけで十分な紫外線対策効果を出すことは、実は簡単ではありません。日焼け止めをサッと塗っただけでは、製品に表示される防御効果は得られないので、日焼け止めは二度塗りが基本です。女性であればその上に化粧をし、ミルフィーユのように重ね塗りましょう。また、汗をかくシーズンや、マリンスポーツ、外にいる時間が長い時は、2~3時間ごとに日焼け止めを塗り直すことが必要になります。さらに日焼け止めだけでは防ぎきれない近赤外線は、帽子や日傘、衣類で覆って対策することも欠かせません。
そこでもうひとつのインナーケアが重要になります。インナーケアは、アウターケアだけでは守りきれない紫外線の影響に対して、酸化ストレスを体内から消去し、カラダの内側から紫外線に対する防御力を高めます。肌を赤くなりにくくするだけでなく、シミ、シワ、たるみ、皮膚がんなど、光老化を防くためにも大切なのです。
インナーケアにお勧めの食品は、抗酸化作用が高い成分を豊富に含んでいる食品です。ビタミンであれば、抗酸化ビタミンといわれているビタミンA・C・E(エース)が多く含まれた食材がお勧めです。なかでもビタミンAが豊富に含まれていて価格的にも手ごろな鶏や豚のレバー、ビタミンE含有量の多いナッツや卵もお勧めです。ビタミンCはコラーゲンの合成に必須です。高い抗酸化作用をもつとされる成分としてポリフェノールも欠かせません。トマトやパプリカ、ブロッコリー、ブルーベリーやブドウといったカラフルで色の濃い野菜や果物の色素、お茶や高カカオチョコレートなどの苦み成分に多く含まれ、積極的にとりたい食材です。また、ビタミンB群は、皮膚のターンオーバーを整えてくれる大切な成分です。腸内環境を整える食物繊維を含む根菜類や海藻類も積極的にとりたい食材です。
美容のためには我慢をしなくてはいけないと思われがちなチョコレートですが、ポリフェノールの多い高カカオチョコレートであれば紫外線対策効果が期待できるうえ肌にも良いという結果は、多くの女性にとって嬉しい情報だと思います。
抗酸化作用のある食品の中でも高カカオチョコレートならではの魅力は、持ち運びができ、おやつとして食べられることだと思います。抗酸化作用をもつ食品は冷蔵保存が必要だったり、調理が必要な食材だったりすることが多く、外出先に持ち運んだり、気軽に食べたりすることが難しいものですが、チョコレートはカバンの中に入れて持ち歩き、食事の合間に食べて紫外線対策を行うこともできます。
都内では高カカオチョコレートを使ったスイーツやドリンクを提供するスポットが増えてきました。2019年、期間限定で楽しめる高カカオチョコレートを使ったお店とメニューをご紹介しますね!
「BRYANT COFFEE(ブライアントコーヒー)」では、夏の紫外線対策にぴったりなサンケアフードをふんだんに盛り込んだドリンク「SunCare walunut High Cacao(サンケアウォルナットハイカカオ)」とかき氷「High Cacao Tiramisù -Suncare-(ハイカカオティラミス-サンケア-)」を6月24日から期間限定で提供しています。
「SunCare walunut High Cacao(サンケアウォルナットハイカカオ) 」は抗酸化作用のある高カカオチョコレートとクルミを飲みやすいシェイクにしています。カカオのビターテイストとつぶつぶのくるみの食感が甘すぎず、最後まで飽きのこない味わいになっています。 「High Cacao Tiramisù -Suncare-(ハイカカオティラミスサンケア)」 は 高カカオチョコレートとマスカルポーネクリームを使ったティラミス風かき氷で美味しく楽しくクールダウン出来る、夏にピッタリの商品になっていますよ!
BRYANT COFFEE 店舗概要
【 所在地】〒112-0004東京都文京区後楽1-3-61 東京ドーム黄色いビル2F
【営業時間】8:00~22:00※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
【HP】http://www.bryantcoffee.com/
カカオポリフェノールの効果を存分に期待できる「高カカオ86%」をたっぷり使ったメニューを開発。バナナリキュールとミルクを合わせたタピオカドリンクに、クラッシュした高カカオチョコレート(86%)をたっぷりトッピングして仕上げました。バナナミルクとチョコレートフレーバー香るほろ苦い高カカオの組み合わせは相性抜群で、そこにもちもち食感の生タピオカが組み合わさり、食感も味わいも大満足の夏にぴったりの一杯です。
juice&tea bar ORIGAMI 店舗概要
【 所在地】 〒106-0047東京都港区南麻布5-16-8 ドルチェ広尾 1F
【営業時間】 11:00~22:00 (月~木) 10:00~21:00 (金土日祝日)
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
【HP】 https://origami-tapioca.com/
紫外線が気になる季節。日焼け止めや日傘を利用したアウターケアはもちろんのこと、抗酸化作用の高い高カカオチョコレートなどを食べてインナーケアを行うことが有効であることがわかりました。チョコレートが大好きな方はもちろん、ほろ苦さが苦手な方も、今回ご紹介した2店舗でコールドドリンクやかき氷でおいしく紫外線対策しましょう!
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