小豆まくらの効果と注意点ー夏は冷たく冬はカイロ代わりに!ー
とっても気持ちいい!小豆枕はいかが?
小豆と言えばおしることか、お赤飯!
余った小豆でお手玉作ったな~…大豆よりも扱いやすいお手玉ができるので大好きだったけど母には「小豆は高いから大豆にして!」という昭和臭ぷんぷんな子供時代を過ごしていた…
その小豆を使ったリラックスグッズが注目を集めていますよ!
あずきと日本人
小豆は世界中で古くから栽培されている豆の一つです。
日本では縄文遺跡からも発見されています。紀元前4000年ころから食べられていた形跡があるんですよ!保存も効きますし、豆なのに加熱時間も短いのでのでそりゃあ便利な食材だったでしょうね!
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小豆の名前の由来
「あずき」の由来は諸説ありますが、漢字「小豆」は後からあてられたようです。
平安時代の「本草和名」という書物に「阿加阿都岐(アカアツキ)」と掲載されており、それが後に「アズキ」となったとか見た目の赤で「赤粒木」と呼ばれていたのが「アズキ」になったとも言われています。
小豆の効果
食物のしての栄養
豆類ですので糖質、たんぱく質も当然ですがビタミンB1、B2、食物繊維、カリウム、カルシウム、鉄分、サポニンなど普段摂取しにくい栄養素満点なんです!
血流促進や、抗酸化作用、むくみの改善(利尿作用)が期待できるんですね!
熱を吸い取る熱吸収効果
小豆には触れたものの熱を吸い取る熱吸収効果があります。
昔から一般的に日本で使われてきた枕の素材である「そば殻」もこの熱吸収効果があるので枕材となっていましたが、小豆の熱吸収効果はそば殻の2倍程度あると言われています。
お豆さんを触ってひんやりするのは熱吸収効果のおかげなんですね!
小豆枕は手作り可能
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小豆枕は基本的に袋状の布に適当な量の小豆を入れておけばいいので手作り可能です。
一般的な作り方は
はがき2枚分くらいの大きさのコットン(厚手のガーゼや肌触りのいいものがおススメ)を袋状に縫って(小豆がこぼれなければいいので手縫いでOK)小豆100g-120g(お好みの量)を入れて入れ口を縫い閉じるだけです。
枕にしたいならもう少し大きめの薄いものを作って普段お使いの枕に乗っけて使います。
肩に乗せたりアイピローにもなりますので自分の用途に合わせて布の切り方を工夫してみてね!
小豆枕の使い方アレコレ♡
小豆枕は熱を吸い取るので夏に使うのね!と思われがちですが冬やお休みまえ、リラックスグッズとしても使えます。
●湯たんぽ代わりに!
レンジで30秒程度(大きさや小豆の量によります。)チンするととってもほかほかになります。15分ほどは温かさが保たれますので、ちょっと足先が冷えて眠りづらい冬にはお布団に湯たんぽ代わりに入れます。
●肩こり解消に!
レンジで温めた小豆から出るのは遠赤外線に似た熱です。
ですから温めた小豆枕を肩に乗せるとじんわりと体の奥まで熱を伝えてくれます。
また、心地いい重みも肩に感じるのでとっても気持ちがいいんですよ!
小豆枕は肩こりの他に生理の時にも効果を発揮します。生理痛の時に体を温めると痛みが楽になります。カイロを使う方もいらっしゃいますが、自宅でお休みの時にはこの小豆枕を使ってみて!下腹部に乗せて安静にしているとおなかの痛みが楽になります。
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小豆枕の注意点!
小豆は食べ物ですので人間以外の生き物もよってきます。
虫がつく場合があるので定期的に干して使います。また、つかううちに細かく砕けた微細なくずも出ますので、干す時にはしっかりと振って中身のくずを出すようにします。
そしてこちらも重要!半年程度で中身を入れ替えてください。微細なくずにダニなどがつくとアレルギー体質の方にはアトピーや鼻炎の悪化につながります。
小豆は一袋数百円で入手できます。
はがき大のものをいくつか作っておけばちょっとしたときに、リラックスできますのでぜひ日々の暮らしの中で活用してみてくださいね!