2020年、雪不足のため危ぶまれていたさっぽろ雪まつり、2月4日~11日まで開催されることとなりました。今年の暖冬、雪不足の影響は雪まつりにとどまらないようです。どんな影響があるのかまとめてみました。
冬の一大イベント、さっぽろ雪まつりは予定通り開催されることになりました。しかし、雪不足の影響で雪像を作る雪を遠方から調達しなければならない、子どもたちに人気の雪で作った滑り台「チューブスライダー」の規模を縮小するなどの影響が出ています。
幸い雪まつりは開催されましたが、この冬は雪不足によって中止に追い込まれたイベントが数多くあります。
このように、全国各地でイベントの中止、雪が名物の観光地での観光客の減少など、暖冬や雪不足の影響が出ているのです。
さて、暖冬は道路凍結による事故も減り、過ごしやすいなど悪いことばかりではないと思われがちですが、今後春から夏にかけての影響もあるのです。
最も懸念されているのが、水不足。 冬に山に積もった雪は例年、春先に雪解け水となり川からダムに貯水されます。この水が、飲料水や生活水になるのです。
春から梅雨ごろ雨が降ればダムの貯水には間に合うのですが、2016年には暖冬が原因の水不足で、関東では取水制限が起こりました。幸いこの時は各家庭での給水制限までは至らなかったため、個人の生活での影響は少なかったようです。
暖冬によって、雪による道路の混乱も少なく、野菜の価格が下がるなど、短期的な生活のしやすさを感じる面もあります。しかし、ご紹介したように夏の水不足への懸念、季節ごとの楽しみの減少などを考えると冬は冬らしく、夏は夏らしく四季を感じて過ごしていくのが一番いいのでしょうね。
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