あっという間に12月。今年はコロナに振り回された一年でした。例年なら忘年会シーズンですが、リアル忘年会に不安を覚える人も多数。リモートも飽きてしまった感が否めません。このように季節の行事の開催が形を変えざるを得ない中、お正月の恒例行事「初詣」のお参りの仕方にも新提案があるようですよ!
初詣とは新年に神社やお寺に参拝することです。その年の無病息災を祈ります。もともとは住んでいる場所の氏神様にお参りするものでしたが、近年では有名な神社や学業や商売など目的に合わせた神社・寺院に参拝するという人も多く、元旦から3日にかけては多くの神社で「密」の状態が起きています。
参拝の行列に並び、ぎゅうぎゅう状態でお参りする行為は、コロナのワクチンがまだない状態では、無病息災を祈りに行ってウィルスに感染するなんて本末転倒な事態になりかねませんよね。
コロナ対策として、神社も感染対策をしていますが、ある神社が画期的な提案をしています。それが、「幸先詣」です。”さいさきもうで”と呼ぶそうで、年内に神社にお参りして密を回避しましょう!ということのようです。
「幸先詣」を提案したのは、広島市の護国神社。例年お正月三が日で60万人の参拝客を集めるスポットです。
幸先詣の期間は12月13日から12月31日の18時までです。12月13日開始には意味があり、この日が「正月事始め」に当たるからです。正月事始めとは、お正月を迎えるための薪や門松・お持ちの準備などを始めるのにふさわしいとされた日でした。その日から、大みそかの夕方までにお参りを済ませると、新年を自宅でゆっくりと過ごせますよね。
広島の護国神社ではすでに「幸先詣」と書かれた紅白ののぼりが建てられ準備が進められています。13日からは破魔矢・土鈴・熊手などの縁起物が販売され、ご祈祷も受け付けます。
では三が日は?という話ですが、この神社では例年の初詣期間は境内を一方通行にしてできるだけ密を回避する対策をとるそうです。
例年初詣をしていますが、人混みが得意でない筆者はいつも家族に背中を押されて仕方なく、という感じでした。正直正月は寝ていたい。というタイプの方には、コロナ対策にもなり、年末のショッピングのついでにお参りが済む「幸先詣」はなかなか魅力的。近所の神社・寺院に確かめて参拝してみてはいかがでしょうか?
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