医療保険は実はかける必要なし！？国が払ってくれるという衝撃的事実！！

知らなきゃ損する？！お金苦手女子のためのマネーレッスン Vol.2 知らなきゃ損する？！お金苦手女子のためのマネーレッスン Vol.2

医療保険…なんだかいろんな種類があるし、手続きも複雑だし、仕事中に何度も担当者からお電話とか来ちゃうのかな…なんていろいろ考えて医療保険加入を先延ばしにしている女性も多いはず。
今回は、この医療保険、ほんとに要るの！？というそもそも論から、おっとり見えて実はしっかりガッチリ！ママン、ファイナンシャルプランナー　福島さんにお答えいただきます♡

お金苦手女子からの質問：
まだ若いからいいかな？と思っていたんですけど、医療保険は、保険料が安い今のうちに入っておいた方がいいですよね？
そういえば結構私フツーに骨折とかしがちなんですけど…。（東京都港区・29歳）

福島さん：病気やケガで手術、入院となった時の費用が心配で医療保険に入られる方も多いですね。若いうちに入っておけば毎月の保険料も安いのですが、年間に換算すると数万円になりますから、けっこう大きな負担ですよ。それに、公的な健康保険には「高額療養費制度」があるので、医療費の負担はそんなに心配しなくてもいいですよ。

お金苦手女子：「高額療養費制度」って、なんですか？

福島さん：「高額療養費制度」とは、1ヵ月にかかった医療費が規定金額を超えた場合に、超えた分が戻ってくる国の制度です。つまり、規定金額以上は医療費を負担しなくても良いのです。年齢や所得によって規定金額は違うのですが、普通は、月に8~9万円くらいですね。

お金苦手女子：そうなんですか？じゃあ、入院して医療費を月に50万円払うことになっても、40万くらいは戻ってくるっていうこと？

福島さん：はい。但し、個室に入院した場合に請求される差額ベッド代や食事代、健康保険適用外の治療費などは、戻ってくる金額の対象にはなりませんから注意してくださいね。民間の医療保険に加入すると、たいていは入院1日あたり5千円、とか1万円という保険金が支払われますよね。手術や通院でもお金が払われる商品もありますが、国の制度である健康保険でも似たような制度があるということです。病気になるかどうかわからないのに、さらに民間の医療保険に入るより、病気になった時の費用になる分の貯金があれば良い、と思いませんか？

お金苦手女子：なるほど。医療保険に払う分を貯金すればいいんですね。

福島さん：そうそう。毎月一定額を積み立てるといいですよ。1,000円から自動積立ができるネット銀行もありますし。お金が貯まったら、ある程度の金額は残しておいて将来別のことにも使えますからね。ちなみに、生命保険文化センターの「生活保障に関する調査
（平成25年度）によると、入院時の自己負担額の平均は、約22.7万円。20万円未満が約6割です。この数字を参考に、貯金してみては？

お金苦手女子：わかりました！さっそく銀行で手続きしてみます！

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• TEXT BY 福島　佳奈美（ふくしま　かなみ）
  ファイナンシャルプランナー（CFPR）。
  大学卒業後、情報システム会社で金融系ＳＥ（システムエンジニア）として勤務し、出産を機に退社。子育て中の2006年にファイナンシャルプランナー（CFPR)資格を取得する。その後、教育費や保険・家計見直しなどのセミナー講師、幅広いテーマでのマネーコラム執筆、個人相談などを中心に、活動を行っている。女性のためのライフプランニングを得意とする独立系ＦＰ。
  
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  その他保有資格　消費生活専門相談員　ＤＣアドバイザー