世界で食べられるクリスマスケーキいろいろ集めました！

世界で食べられるクリスマスケーキは意外にシンプル♪ クリスマス商戦は年々早まっています。すでに大手のスーパーや百貨店、ネットショップでは予約の受付が始まっていますよ！日本でおなじみのクリスマスケーキといえば、イチゴと生クリームのケーキやブッシュドノエル、チョコレートケーキが定番です。でも、他の国々では日本では見られないケーキが親しまれているようですよ！今回は世界各地のご当地クリスマスケーキをご紹介します！

シュトーレン＜ドイツ＞

シュトーレンはドイツでクリスマスケーキ代わりに食べられる菓子パンです。ナッツやドライフルーツがふんだんに入っており、表面はパウダーシュガーでおおわれています。ドイツではクリスマス当日の4週間前から1週間ごとに食べる習慣があります。そのため、長持ちすることを前提に作られているんですよ！日持ちがする秘密は小麦やライ麦の粉と水を混ぜてつくるサワー種と呼ばれるパン生地を使い、ナッツやドライフルーツに使うアルコール、表面を砂糖で固めることで腐敗を防ぎ熟成されていくようにしています。上質のシュトーレンは1年も前から作られ、しっかりとうまみを閉じ込めた状態で翌年のクリスマスに食べられるそうですよ！

パネトーネ＜イタリア＞

パネトーネはイタリアでクリスマスやお祝いの席で食べられる菓子パンです。イタリアのミラノで作られ始めたといわれていますが、作られた時期も含め定かではありません。

パネトーネのパネは「パン」、トーネは「大きい」の意味で、大きなパンということのようですが、一説には「トニーのパン」との伝承も。貧しいパン職人トニーが恋人と結婚するため、猟に使うため飼っていた鷹を売り、最上級の材料と当時は珍しかったレーズンなどをふんだんに使ったクリスマス菓子を作ったところ大ヒット！お金持ちになって無事に結婚を許してもらえたというロマンチックな逸話もあります。伝統的な作り方では「パネトーネ種」という天然酵母を使います。

ギネス・ケーキ＜アイルランド＞

ギネスケーキは言わずもがな、ギネスビールを使ったケーキです。アイルランドの人がお祝いの時に食べるケーキです。ケーキ生地に使われるギネスビール(黒ビール）は120CCほど。スポンジはココアも入るので、食べた感じはほんのりとビールの香りを感じる程度です。表面のクリームは生クリームではなくクリームチーズベースのクリーム。甘すぎず酸味のある味わいは大人っぽく、お酒との相性も抜群です！

クリスマスケーキ、キリスト教が古くから信仰されている地域ではシンプルなものが多いようですね。きっと古くから伝統的に食べられてきたからでしょう。デコレーションケーキもおいしいけれど、シンプルでからだにも優しそうなケーキを選んでみるのもいいかもしれませんね。