2017年の恵方は「北北西」!節分に恵方巻は全国的行事に
恵方巻を食べる以外にも節分に厄除けいっぱい!今年こそも良い年に
節分は日本の行事でした。そして、節分に恵方巻を食べる習慣はここ数年で全国展開になりつつあります。恵方巻を食べるには、恵方を向いて食べる以外にも「お作法」があります。今回は恵方巻の正しい食べ方を再確認!そして、節分にするとよいことをまとめました。全部こなせば今年は絶対いい年になるはずですよ!
節分にやるといいことは3つ!
各地方ごとにこま幕見ていくともう少しあるのかもしれませんが、主だった厄除けのお作法は3つあるようです。メジャーなものから順にご紹介していきましょう!
1.豆まき

出典:写真AC
「鬼は外、福は内」節分に豆まき、子供のころによくやりましたよね。まいた後に、年の数だけまめを食べるとより良いといわれましたが、子供のころには年の数以上に、大人になったらおなかいっぱいで食べきれないという事態にも陥っています。
豆まきの由来は諸説あるようですが、豆には邪気を払う力があるので、鬼(邪気)を払う力があるというのが一般的のようです。
豆がなぜ邪気を払うか?「まめ」→「魔(ま)・滅(めっする)」だからです!
そして豆まきの大豆は炒ったものを使うのですが「炒る」→「射る(やっつけそう)」だからです!
炒り大豆で魔を滅してください。
2.恵方巻を食べる
恵方巻とは節分に食べる巻きずし、これは最近では全国のスーパーやコンビニ、百貨店と業界で推奨しているのですでにご存じの方も多いですよね。太巻きをその年の恵方に向かって食べると厄除けになるといわれています。
ちなみに2017年の恵方は「北北西」ですので北よりちょっと右に向いて食べるといいでしょう。
巻きずしの具は一般的に7種類入っているものが多いようですよ。七福神に由来しているようですが諸説ありますし、業界が参入した段階ですでに「巻いてる食べ物何でもあり!」になりつつありますよね。
恵方巻は方角も大切ですがさらに重要なお約束があります。それが、「願い事をしながら、だまって食べる!全部食べきるまでは無言!」ということです。
しゃべると口から運気が逃げてしまうとか、雑念が入るためお願いが聞き届けられないからと、子供のころに言われました。
ですので、しっかり念じながら丸ごと一本を黙々と食べてください。「絶対に笑ってはいけない」と思えば思うほど吹き出します。無言で巻きずしを半分食べ終わるころには、なぜか誰が一番早く食べれるか?という違うルールが加わってきます。そしてがつがつ念じることすら忘れて食べてしまいます。でも、その無心がよいのだと、我が家のおばあちゃんは言っていました。
3.いわしを飾る・食べる

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いわしは青魚で足の速い(腐りやすい)お魚です。独特のにおいがあるのでいわしを焼いた煙の臭いで邪気が逃げ出すのだそうです。
さらに、いわしの頭をヒイラギにさして玄関に飾っておくとさらに効果があるようですよ!いわしの臭いプラスヒイラギのとげとげで玄関から邪気が入ってこれないとの言い伝えがあります。
本当?と思う方、鰯の頭も信心からですよ!やってみましょう。

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節分は季節を分ける重要な日
節分は立春の前の日です。今の暦はお正月から始まりますが、昔は春が始まることが重要な日でした。農耕は春から始まることを考えてもなんとなく納得できますよね。また、年賀状に「迎春」と書きますよね。旧暦では一年の始まりは立春のあたりに置かれていました。しかし、現在は1月を一年の初めにすると決めたときになぜか旧暦のお正月と重なって習慣的に年賀状に「春」が使われるようになったという説もあります。
節分は昔の暦でいうところの一年の終わりですので、よい年を迎えるために厄災を払っておくことが重要でした。
何時であれ、邪気や厄災はなくして元気に幸福になりたいですものね。とりあえず、豆と恵方巻とイワシで邪気が払えるのなら、やってみようではありませんか!