サルベージパーティーで家庭の食品ロスを減らそう!
食べ物を捨てない!サルベージパーティに行ってみよう!やってみよう!
食品ロスとはまだ食べられるのに廃棄されてしまう食品のことです。
賞味期限切れで廃棄したり食べられる部分なのに過剰に捨ててしまったりすることが主な原因です。
平成26年日本の家庭内の食品ロス率は3.7%
農林水産省野統計によると日本の世帯で食べられる食品のうち食品ロスになっているのは3.7%でした。
家庭内で出る食品ロスの原因
過剰除去(調理の段階で食べられる部分なのに取り除くこと,例としては大根等を必要以上に厚くむくこと),食べ残し,直接廃棄(賞味期限切れや買い込み過ぎで腐らせて捨ててしまうこと)です。
家庭内のロスの内訳は以下の様になります。
過剰除去 2.0%
食べ残し 1.0%
直接廃棄 0.7%
パーセンテージではなかなかピンと来ませんよね。
家庭内で処分される食品ロスのうち200から400万tがまだ食べられる野に処分されます。
また、食品産業その他から出る事業系食品ロス(規格外,返品売れ残り処分,食べ残し)は300から400万tですので、日本全体にすると年間500から800万tの食品が食べられること無く無駄になっています。
出典:pixabay
食品ロスを削減する取り組み
この食品ロスを少しでも減らそうと様々な取り組みがなされています。
・ 農林水産省が先導し,大手メーカー小売店,卸業者等と「食品ロス削減のための商習慣についての検討」野ワーキンググループを立ち上げ平成24年度から検討。
・ 食品リサイクル法に基づき食品廃棄物の発生抑制の目標値を業種毎に設定。
・ フードバンク(賞味期限間近で販売はできないがそのまま捨てずに支援を必要としている福祉施設等に無償提供するボランティア)
サルベージパーティーを知ってる?
サルベージパーティー(通称:サルパ)とは家庭内の余った食材を持ち寄ってみんなでおいしく食べようという取り組みです。
2015年9月にはグッドデザイン賞(生活,社会全体を豊かにすることを目的として選ばれるもの)に選ばれました。
サルベージパーティーでは参加者は冷蔵庫にある使わない食材,余ってまだギリギリ食べられるものを持ち寄ります。当日サルベージ・シェフが即興でその食品達をおいしくお料理♡みんなで食べるイベントです。
サルベージとは海底から様々なものを引き上げることで,食品を救い出すイメージなんでしょうね。
本格シェフの腕前を目の前で見ることができるし,どんなものが余ったのか持ち寄ることで自分の買い物傾向を見直すことができます。
出典:pixabay
持って行っては行けないもの
サルベージパーティーには食材1—2品持って参加するルールです。
ただし、
賞味期限切れ,保存状態の悪いもの、小麦粉(調理に時間がかかるため)は持ち込みできません。
おうちでもやってみよう
パーティーに参加して一旦体験するのがベストなんでしょうが、なるほどこの趣旨さえ分かっていれば家族だけ、あるいはご近所さんで集まって「ミニサルパ」が簡単にできそうです。
時間にゆとりがない方は週末に,前の週に買った食材でというのもいいかもしれませんね。
コストコ好きで冷凍専用器のある我が家,フト気になり底の方を覗くと2ヶ月ほど前に放り込んだ冷凍マンモスのような食材(牛肉)が!!
まあ,冷凍庫だし大丈夫でしょ!ということで、今晩さっそくサルパってみます!
参照資料・サイト
農林水産省平成25年9月資料「食品ロス削減に向けて」
salvageparty.com