アイスやかき氷を食べたときの「キーン!」対処法は?
アイス食べたい!かき氷も!でも「キーン!!」はイヤよっ!
今では年中楽しむアイスクリームですが、やっぱりアイスやかき氷は夏が一番おいしく、消費量も一気に増えますよね!おいしいアイスやかき氷ですが、冷たくて気持ちいい!と慌てて食べたりして頭「キーン!」を経験した人も多いのではないでしょうか?
今回は、冷たいものを食べたときの頭痛の原因と対処法をご紹介します。
痛みの名称「アイスクリーム頭痛」
冷たいものを食べて頭やこめかみのあたりが痛くなる症状は「アイスクリーム頭痛」と正式な医学用語にもなっています。そしてこのアイスクリーム頭痛を感じるのは日本人独特の症状ではなく、外国の方も感じるようですよ!英語の名称は「Ice-cream headache」まんまやん!!ローマで、アメリカでアイスを食べて頭痛がしたら「OH! Ice-cream headache!!」と叫びましょう。
アイスクリーム頭痛の原因
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アイスクリーム頭痛がなぜ起こるのか、そのメカニズムはまだはっきりとはわかっていません。しかし原因として考えられている説が2つあります。
一つは、冷たいものを食べると、口の中の温度が急激に下がります。その反射で体温を上昇させようと血流を増大させるために頭の血管を一時的に膨張させることで痛みが発生する。
もう一つは、冷たい物が喉を通過するときに、喉の三叉神経が刺激され、この刺激を脳が「頭痛」と勘違いすることによるもの。
です。
アイスクリーム頭痛になりやすい人がいる?
アイスクリーム頭痛になりやすい人というのがいます。それは、片頭痛を持っている人、また早食いの人です。片頭痛のメカニズムが頭の欠陥の膨張によるものであるためともいわれています。また、早食いだと一度にたくさんのアイスやかき氷を口に入れてしまうため、口が急激に冷える可能性が高まるということもあるのでしょうね。
その「キーン!」対処法は?
アイスクリーム頭痛の対処法としては、
◎こめかみや痛いところを冷やす
です。余計に頭が痛くなりそう…という不安もあるかもしれませんが、血管が広がったことが原因だとすれば、その部分を実際に冷やすと再度血管は収縮します。そのため痛みが改善するというのが根拠です。
アイスクリーム頭痛予防法
アイスクリーム頭痛を起こしやすい人、おこしたくない人は予防が一番ですよね。起こりにくくするには、
◎ゆっくり食べる
◎温かいものと交互に食べる
ことだそうです。
いずれの方法も、口の中の温度差を緩やかにするためです。ですからほかにも予防法があるかもしれませんね。
かき氷、アイスクリームは夏の醍醐味!中には「あのキーン!の向こう側にこそ、アイスのうまさがあるのだ!」とおっしゃる人もいらっしゃいますが、痛みと一緒よりもおいしさだけを感じたい方は、予防や対処法をお試しくださいね。