鮭にはアスタキサンチンいっぱい♡
美肌、健康効果抜群のアスタキサンチンを食生活で!
ちょっと前からアスタキサンチンを配合した化粧品のCMをよく見ます。
異業種から販売され注目をされましたね。アスタキサンチンの化粧品はなぜか赤いボトルに入っています。
今回はこのアスタキサンチンについて!
アスタキサンチンは赤い色素物質
アスタキサンチンと聞いてまず皆さんが思い浮かべるのはカニやエビではないでしょうか?
アスタキサンチンの商品にはカニのカラが原料のものもあります。
化粧品のボトルが赤いのはこの辺が理由のようですね。
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カニはゆでなきゃ赤くない…
生きているカニの中には赤くないやつもいますよね。茶色っぽかったり青っぽかったり…。お湯に入れた途端にオレンジを帯びた赤になります。見事ですよね!
えーと、よくは分からないのですが…タンパク質とくっつくと青っぽく見えるそうですよ!
甲殻類ではタンパク質(オボルビン、クラスタシアニン)と結合し、カロテノプロテインとして存在している。タンパク質と結合したアスタキサンチンは黒っぽい青灰色を呈するが、加熱によりタンパク質分子が変性してアスタキサンチンが遊離すると、本来の赤色を呈する。
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活性酸素と抗酸化物質
アスタキサンチンが注目されたのは強い抗酸化作用があることです。
「活性酸素」という言葉をお聞きになったことがあると思うのですが、この活性酸素は身体に取り入れた酸素から生成されます。いかにも悪者のように言われますが、そうではなく本来は細菌から体を守る作用があるのです。通常の呼吸で得た酸素の2%程度が活性酸素になります。ただ、過剰に生成されるとそれががんの原因になります。
また、活性酸素には数種類あり、発がん性や毒性の強い活性酸素、ヒドロキシラジカル、一重項酸素も体内で生成されてしまいます。
体内では活性酸素を抑制、消去する物質が働いています。抗酸化物質としてはアスタキサンチンだけではなく、ビタミンE,Cやカタラーゼという酵素などがあり、それぞれ違う抗酸化物質に体内で作用し抗酸化作用のネットワークを作っています。
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アスタキサンチンは「一重項酸素」に効果的
先ほど、発がん性の強い活性酸素の一つとしてあげた「一重項酸素」に効果が高いのがアスタキサンチンです。
「一重項酸素」は紫外線によって発生しシミ、しわの原因になったり老化の原因、皮膚がんの原因になります。
コエンザイムQ10、ビタミンE、βカロテンなども一重項酸素を消去しますが、アスタキサンチンは
コエンザイムQ10の1000倍(富士フイルム調べ)
ビタミンEの550倍
βカロテンの40倍
もその効果が高いのです。
(参考文献:「美肌、目と脳を守るアスタキサンチン」ハート出版)
紅サケを食べよう!
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アスタキサンチンが「体をさびにくくする」と言われているのはこの酸化から体を守る作用があるからです。
鮭の身のサーモンピンクはアスタキサンチンなんですね!ちなみに鯛の赤いのもアスタキサンチンです。
秋サケのおいしい季節ですし鮭でアスタキサンチンを取ってみましょう!
鮭と言ってもいろんな種類があるのですが(アトランティックサーモン、銀鮭、紅サケなどなど)アスタキサンチンに特化してお勧めするのは紅サケです!
鮭の中に含まれるアスタキサンチンの量
紅サケ 2.7mg
アトランティックサーモン 0.5mg
サクラマス 1.4mg
(参考:マルハニチロ「サーモンミュージアム」)
紅サケは身の色がほかのサケよりも赤いのが特徴ですがアスタキサンチンの含有量もずば抜けて高いことがわかりますね!
紅サケをバター焼きにして食べればバターにもビタミンEが含まれますのでダブル効果が得られますよ!
アスタキサンチンには今回紹介した抗酸化作用の他に痴呆や動脈硬化、血液をサラサラにする効果で血栓や心筋梗塞を予防する効果があると認められています。
鮭でキレイ&元気になりましょう♡