今年ラグビーのワールドカップが日本で開催され、さらに来年はいよいよ東京オリンピック!外国人旅行者が日本を訪れることも増え、外国の方と接する機会を持つことも多くなってくるかもしれません。
そんな外国人旅行者と日本人が文化やルールの違いをお互いに理解し、より快適で安全な日本滞在と豊かな交流をサポートするため、外資系保険企業として様々なリスクマネージメントを行ってきたAIGジャパンが「How NOT to Drive in Japan」プロジェクトを発足しました。
さらにプロジェクトに賛同した自治体、企業、インフルエンサーがアンバサダーとして「TEAM YOKOSO」を結成。女優のすみれさんらもメンバーの一員となり、海外と日本の文化の違いなどで困惑したことなどをトークする発足式も先日行われました。
このプロジェクトの気になる内容とトークセッションの模様をお届けします!
・「How NOT to Drive in Japan」プロジェクトって?
「How NOT to Drive in Japan」プロジェクトでは主に下記3つの取り組みが開始されます。
①「How NOT to Drive in Japan」スペシャル動画の公開
外国人旅行者に日本の交通ルールを伝える動画で、AIGがグローバルパートナーを務める世界最強のラグビーチーム オールブラックスの選手が出演しています。
左側通行、一時停止、ETCレーンなど外国の方に認知されていない8つの交通ルールを取り上げ、日本の交通ルールを知らずに交通事故に遭いそうになる外国人旅行者をオールブラックスの選手が体を張って未然に防ぎ、正しい交通ルールを伝えるというユーモア溢れる動画となっています。
(https://tackletherisk.jp/film/)
②「How NOT to Card」の提供
外国人旅行者が訪れたお店の従業員と言葉の壁を超えたスムーズなコミュニケーションをサポートするアイテム「How NOT to Card」。
食物アレルギーの確認やチップが不要なことなど伝えなければならないこと、重要なことを中心にシーンに合わせたフレーズをカードにしています。
全国の飲食店、宿泊施設、小売店などに30,000セットの配布を予定しており、ウェブサイトでのダウンロードも可能です。
③ウェブサイトでできる「YOKOSO検定」
日本人が日本と外国のルールやマナーの違いをどれくらい理解しているか、ウェブサイト上で質問に回答することでそのギャップを理解し、外国からの訪問者を“YOKOSO(ようこそ)”するためのノウハウを楽しみながら学ぶことができます。
・日本の文化に戸惑い&受け入れ側の取り組みも判明!「TEAM YOKOSO」トークセッション
上記「How NOT to Drive in Japan」プロジェクトの趣旨に賛同した6名が外国からのお客様を「YOKOSO!(ようこそ!)」と心からおもてなしするため、今回「TEAM YOKOSO」を結成。発足式ではトークセッションが行われました。
“海外から日本に来た時に困ったこと”というテーマでは「ハワイに住んでいる時は暑いのでショート丈トップスやショートパンツが普通だったんですね。日本でこの格好をそのまましていたら露出しすぎと怒られまして…周りの人をアワアワさせてしまったことがあります。」と女優のすみれさんが回答。海外では普通のことも日本では異質に捉えられがちなことがあることをうかがわせます。
また、YOKOSOする側として日本で取り組んでいることというテーマでは別府市長の長野恭鉱さんが「タトゥーが入っている海外の方は多いと思うのですが、別府ではタトゥーが入っていても入浴OKな温泉を紹介するガイドブックを発行しています。」と取り組みを紹介しました。
さらに今回の「How NOT to Drive in Japan」プロジェクトの取り組みについては「How NOT to Cardは海外にはない文化であるお通しや命に関わる大切なアレルギーの問題など我々も望んでいた内容です。このカードをきっかけに外国のお客様とのコミュニケーションを増やして、訪れてくれる人の緊張や不安をなくしていきたいですね。」と銀座久兵衛 三代目 今田景久さん。
また「TEAM YOKOSO」のメンバー全員がYOKOSO検定を実際にやってみたそうで、「ゲームっぽくて簡単で面白かった!」とコメディアン・動画クリエイターのミスターヤバタンさん。メンバーの中で唯一1級となった駐日ニュージーランド大使館 公使のドミニク・ウォルトンフランスさんは「世の中にはたくさんの異なった文化があるということを教えてもらいました。」と検定の感想を語られていました。
トークセッションの最後に、元オールブラックス主将のリッチー・マコウさんは「ニュージーランドは先住民など様々な文化があり、各国を受け入れる日本と似ているところがあります。お互いに違いがあるということを理解することが一番大切なことだと思います。」とメッセージ。
「国の違い、文化の違いをネガティブにとらえるのではなく、ポジティブにとらえられたら、良いコミュニケーションがとれるんじゃないかなと思います。」とすみれさん。
今回のプロジェクトの取り組みのような簡単で楽しみながら海外の方と交流できるようなツールを知っておくだけでもきっと役に立つことがあるはず。
海外の方と接する機会が来た時には言葉が通じないから…と関わることをやめてしまうのではなく、「How NOT to Drive in Japan」プロジェクトのことを思い出してみていただければと思います。
【参考】
※「How NOT to Drive in Japan」プロジェクト
https://tackletherisk.jp/
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