イケメン舞台の舞台裏
イケメン評論家の内藤みかさん 連載開始!
みなさん初めまして!
今回より「WOMEN’S SHOWCASE」さんにて連載をスタートさせていただきます、イケメン評論家の内藤みかと申します。
イケメン評論家ってなに……!?
と思われるかたも多いかもしれません。
実はこの職名、私が作ったんです。
2004年にふと「イケメン評論家っているのかな?」とGoogle検索をしたところ、0件だったのです。なので冗談半分に「じゃあ私がなっちゃおう♪」と名乗り出したのが始まりなんです。
なぜ言い出しっぺになったかというと、それは、私がイケメンが大好きだからに、決まっているじゃないですか☆
不思議なもので「イケメン評論家」というブログを始めた途端、テレビ局や雑誌から「イケメンについてコメントしてください」と依頼されたり、イケメンのオーディションの審査員をしてくださいと言われたり、イケメンのことについてあれこれ言う人が求められていたんだなと初めてその需要に気づきました。
おかげさまで、今日まで楽しく、本業の作家をしながら、イケメン評論家としても、イケメンさんまみれの光栄すぎる活動を続けさせていただいております。40代・バツイチ子ども2人ありの自分に、仕事とはいえイケメンさんに囲まれる日々がやってくるとは。人生って突然幸せが降ってくることもあるから、素晴らしいですね!
こちら「WOMEN’S SHOWCASE」さんでは、そんな私のイケメンまみれの一部分を週替わりテーマでお届け予定です。記念すべき第1回目は『私のイケメン仕事』コーナー!
最近手がけたイケメンがらみのお仕事の裏話をご紹介していきます。
先日まで私は『バニーボーイズ』という舞台の原作と脚本とブロマイド撮影を担当させていただきました。JUNONボーイさんなどのイケメン俳優さんが14人も出演してくださり、ウサ耳を付けてステージで歌って踊ってくれたので、もうウットリ。小劇場だったので客席とステージの距離もものすごく近くて、目の前でバック転もあるダンスを観せていただき、大興奮で客席も湧いていました。
舞台の脚本を書いたのは私ではあるのですが、脚本では「バニーボーイズたち、踊る」としか書いてありません。そのたった1行を実現させるために、演出家さんはストーリーの盛り上げに知恵を使ってくださり、作曲家さんが曲を、作詞家さんが詞を、ダンサーもしているキャストが振りをつけてくれました!
何より、キャストの皆。彼らは演技の練習と同じ量くらいのダンス稽古をしていたそうで、そのおかげで本当に見事なショーアップされたダンスとなりました。彼らのプロ意識に感動です。私が書いた1行が目の前にリアルに現れた時の喜びは、言葉にできないほどのものでした。これが、脚本書きの、一番うれしい瞬間なのかもしれません。
自分が書いたセリフをイケメンさんが喋り、自分が書いた通りのシーンをイケメンさんが実現する。こんな夢のようなことが起きるのですから、イケメンがらみのお仕事は、やめられません!
いろんなかたから、イケメンと仲良くなれるでしょう?
とうらやましがられるのですが、皆、稽古に必死で、私が差し入れに行っても、演技のことで頭がいっぱいで、相手をする余裕もなさそうでした。でもね、それでいいんです。おかげで素晴らしいステージができました。イケメンさんと力を合わせて舞台を作ることができた。それが私の宝物です☆
私はまだ舞台の脚本は「男おいらん」と「バニーボーイズ」しか手がけたことがないひよっこですが、もっと勉強して、イケメンさんをよりカッコよく輝かせるセリフがバンバン出る舞台をこれからも作っていきたいと思ってますので、どうぞお楽しみに♪
(写真:バニーボーイズ出演俳優。左:シロ役宇賀祐太朗くん、右:クロ役織乃靖弘くん)
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作家/脚本家/イケメン評論家。山梨県出身。
『イケメンと恋ができる38のルール』(ベストセラーズ)、『年下オトコ×年上オンナ』(ゴマブックス)など著書80冊以上。
ラジオドラマ脚本『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)で文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。
舞台脚本『男おいらん』はマンガ化や小説化も。イケメン電子写真集『Japanese Hot Guys』ではカメラも。
「内藤みかのイケメンブログ」
http://ameblo.jp/micanaitoh/