イケメン評論家・内藤みかがおすすめする「イケメン写真集」
イケメン評論家の内藤みかさんがお送りするイケメンエッセイ。

※写真はイメージです
最近、私の周りで、吉沢亮くんがいい!と言う人が増えています。
ドラマでは主役というよりは、主役の友人などの位置づけにいることが多い彼。「仮面ライダーフォーゼ」でも準主役のメテオ役でした。
映画「アオハロイド」や「水球ヤンキース」でも大事な役どころを演じています。
どうして主演ではないのに、グングン人気が上がっているのでしょう?
それは、その美男子っぷりにあるようです。
そして、彼はただの美男子ではないのです!
本気を出している顔と、力が抜けている時の顔にギャップがあり、
そのギャップを知ってしまった人は、ハマってしまうみたい。
あとは「この美少年を見つけたのはワタシよ!」という、青田買い意識。
ドラマをぼんやり観ていて、現れる美男子。
彼は誰……? と調べて名前を知ったから、彼は、自分だけのヒミツ。
彼を秘密の宝物のように思っている女性も少なからずいるようです。
私も握手会でナマのお姿を拝んだことがあるのですが、
トークをしている時は、和やかで優しい穏やかな顔つきなのに、
映画やドラマでは、キリッとキめ顔で、目ヂカラがあって。
本当に両方、ステキなんです!
穏やかな時は堺雅人さん風、キリッとしている時は玉木宏さん風なんです。
ひとりで2倍味わい深いのです。
最近、こういうイケメンさんが人気があると思います。
仕事をしている時に全力を出し、普段はゆるっとしている。
普段の時にはカッコつけたりしないし、自然体。
私が「今年売れるイケメンランキング」で1位と2位に入れている、
窪田正孝さんや菅田将暉さんも、そんなタイプですよね。
オンオフ切り替えメリハリタイプ、とでも言いましょうか。
たとえば福山雅治さんや木村拓哉さんは、
プライベートですらも完全体として美しく存在していそうです。
でも、吉沢亮くんは、あえてそのイケメンっぷりを伏せ、
ごくごく普通に振る舞っている気がします。
和光同塵という四字熟語があるのですが、
自分が持つ光を伏して、俗世間にまみれる、というような意味です。
吉沢くんはまさにそれで、望んで普通でいるのだろうなと感じます。
イケメンがナチュラルに和んでいる姿を見ると、
私たちも、一緒に和んでしまう。
吉沢くんには、そんな魅力があるのだと思います。
彼と一緒にいると、私まで肩の力を抜いて生きていけそうな、
そんな気持ちをラクにさせてくれるまろやかさがあるのです。
そんな吉沢くん、毎年のようにカレンダーは出しているのですが、
写真集はまだ2013年に出した1冊しかありません。
その写真集『はじまり』は、まさにフレッシュスタートという感じの、
みずみずしさ、ういういしさが詰まったものになっています。
制服姿も似合うし、水に濡れてるのも愛おしいし。
そして何より魅力なのが、この写真集の中には、オンもオフもあること。
力が抜けた等身大の彼の微笑みもあれば、
強い目線をこちらに投げかけてくるものもあり、
両面の吉沢くんを1冊で楽しめるものになっているので最高です!
そんな吉沢くん、最近カレンダーの発売イベントが行われていました。
1000人もの女性がその日1日で、彼から直接カレンダーを受け取ったのだそうですから、大人気です!
カレンダーにもナチュラルな吉沢くんがいっぱい詰まっていますよ。
普段っぽい美男子の画像がある暮らしって、いいですよね……!
写真と目が合っても、緊張せずに日々を過ごすことができそうです。
あと、写真集ではわからないのですが、吉沢くんはトークが秀逸ですよ。
鋭いことを言って笑わせるというのではなく、
美男子なのに、ちょこっとドジなところが可愛くて、
こちらもうふっ☆と笑ってしまうのです。
たとえ滑ったとしても、取り繕ったりせずに、
ニコニコ笑えている吉沢くん。きっと大物になるに、違いないのです。
-
-
作家/脚本家/イケメン評論家。山梨県出身。
『イケメンと恋ができる38のルール』(ベストセラーズ)、『年下オトコ×年上オンナ』(ゴマブックス)など著書80冊以上。
ラジオドラマ脚本『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)で文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。
舞台脚本『男おいらん』はマンガ化や小説化も。イケメン電子写真集『Japanese Hot Guys』ではカメラも。
「内藤みかのイケメンブログ」
http://ameblo.jp/micanaitoh/