曽和利光×アルテイシア 第2回「女性が活躍しやすい職種って?」
アルテイシアさんと曽和さんのスペシャルトーク第2弾女性が活躍できる職場について。男と女はこんなに違う!
アル:男の人は「競合他社がこうきたから、うちはこうしよう」みたいな目線になりません?
ターゲットであるユーザーのことを知らないまま「いまコレが流行ってるらしいから、コレで行こう!」みたいな。ヘタに業界知識があるから、余計迷いなく間違えてしまう、みたいな。
曽和:あーあるある、そういうこと。
アル:だから、ユーザー視点をもった女性にもっと活躍して欲しいなと思います。
曽和:結局、男のほうが「見たいものしか見ない」的な要素が強いというか。自分が興味あるものにしか、興味をもてない。
アル:どっちかというと、釣りとか自転車とかコレクターとか、マニアックに深堀りする方向に行くし。あと、現実から逃避するための趣味とかね。
女性みたいに生活全般のものや日常品を愛でたり、こだわるとかないですよね。
曽和:たとえば時計やアクセサリーの買い方でも、女性は見た目が好みとか可愛いとかを基準に選ぶけど、男は「この3本のラインがブランドの歴史を意味していて…云々かんぬん」とか、ストーリーに惹かれる。
出典:写真AC
アル:ウンチク好きですよね。
曽和:そうそう、ウンチク好き。だから、感覚的な部分は女性にかなわないと思う。女性は自分の「感覚」を武器にして、仕事や就転職に活かすといいんじゃないかな。
アル:「感覚」で語られたら、おじさんたちは「うーん、我々にはないセンスですなあ…よし、採用!」となるかも。
曽和:「女性ならではのセンス」とか好きだからね、おじさんは(笑)
アル:「女性ならではのセンス」って言葉はダサいけど、まあ使えるものは武器にして(笑)
曽和:あと自分が会社を選ぶ時も、男性はスペックや知名度にこだわるけど、女性は感覚で選べる人が多い。「なんか自分に合いそう、居心地よさそう」みたいな。そういう基準で選ぶ方が入社しても長続きするから。
アル:恋愛や結婚も同じですよね。パートナーを選ぶ時も、スペックじゃなく「居心地がいい、一緒にいてくつろげる」みたいな感覚を重視した方が長続きすると思います。
―次回「なぜ女性の方が優秀なのか?」について語ってもらいます!
<Profile>
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♥曽和利光さん
株式会社人材研究所 代表取締役。
1995年京都大学教育学部教育心理学科卒業後、株式会社リクルート入社、人事部配属人事コンサルタント、人事部採用グループゼネラルマネジャー等を経験。
2009年ライフネット生命保険株式会社、株式会社オープンハウスで人事部門責任者。
2011年、株式会社人材研究所(Talented People Laboratory Inc.)設立、代表取締役社長に就任。
株式会社人材研究所webサイト 株式会社人材研究所
♥曽和利光さん書籍
井上 和幸三との共著
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♥アルテイシアさん
藤原紀香と陣内智則の結婚のキッカケとなったドラマの原作、自身の恋愛経験をベースにした著書『59番目のプロポーズ』が大ヒット、『恋愛格闘家』『もろだしガールズトーク』『草食系男子に恋すれば』『エロ戦記』『モタク』『オクテ男子のための恋愛ゼミナール』『官能女子養成講座』など著書多数。恋愛ゲーム『5人の恋プリンス』原作者。
愛と性を知的で爆笑を誘う軽妙な切り口で斬り続ける作家。大手広告代理店でのキャリアウーマン時代を経て独立。
ツイッター@artesia59
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