曽和利光×アルテイシア 第2回「女性が活躍しやすい職種って?」
アルテイシアさんと曽和さんのスペシャルトーク第2弾女性が活躍できる職場について。男と女はこんなに違う!
アル:そういう女王蜂的な人って「私は女だけどここまで努力してやってきたんだから、あなたも死に物狂いで頑張りなさい!」ってマッチョな努力を周りの女性にも強要する。すごく他の女性にも厳しいんですよ。
曽和:女性が女性の敵になってしまうわけだ。
アル:強者の理屈を押しつけてくる…私はそういう人、ムカつくけど。「勝つ者がいれば負ける者もいるんだバカ!」って。
ただ、そういう女性はバブルより上の世代に多い気がします。それより下の世代で女王蜂っぽい、一人勝ちを望む人ってあんまり見ないかも。
曽和:もっとなんか、しなやかな感じっていうの?
アル:イケドンじゃない、体育会系のノリじゃないというか。
曽和:そっちの方が、今どきの社員はついてきそうだけどね。
アル:女王蜂ってウザいもん(笑)。働く女性は「あーこの人はクイーンビー症候群だな、中身はオッサンなんだ」と思って扱うといいかも。
採用に話を戻すと、曽和さんは「新卒で優秀な人材を採用するには、女子学生なら300人会えば見つかるけど、男子学生は1000人会わないといけない」と言ってましたよね。
曽和:うん。ニュースでもあったけど、トヨタがリケジョ(理系女子)に奨学金まで払って、トヨタグループに入社したら最大360万円を支援するとまで言ってます。僕も女性の能力が活きる場所はたくさんあると思ってる。
アル:それこそ、職人的で男性の多いエンジニアリングの世界といえども、いざ家庭で車を買うときに選ぶのは女性だったりするし。住宅とか購入するときの決断も女性が権限をもってることが多い。
となると、女性の感覚や目線が必要不可欠になる。だから、どの職種でも女性が一定数以上いないと厳しいですよね。
出典:写真AC
曽和:そうだと思う。いろいろな場面で女性の必要性がどんどん広がっているよね。
アル:この前、広告代理店H社の男性と話したんですよ。H社は圧倒的に男性比率が高いけど「洗剤とかお風呂グッズとか家庭用品の宣伝企画を自分たちがするより、女性がやったほうが絶対いいよな」と言ってました。
曽和:絶対そうだと思う。
だって男なんてさ、基本的にシャンプーなんてどれも同じだと思ってるから。
アル:フケがとれたらえーわ、ぐらいの感覚ですよね。
曽和:そうそう。別にアジエンスとTSUBAKIが並んでいても、違いなんて気にしたことない。じゃあ値段が安いほうで、ぐらいしか考えてない。
アル:私シャンプーめっちゃいいやつ使ってますよ。2万円くらいするもん。
曽和:2万円!すごいな!!俺、いま自分が使ってるシャンプーなんか銘柄もわかんない。
アル:自分がこだわって選ばないものを、いざ商品開発だ、宣伝だってなっても、そりゃ選ぶ人の感覚を想像できないですよね。
曽和:それじゃあ、売れる商品もできない…。