曽和利光×アルテイシア 第1回「女性が働きやすい会社の見つけ方」
アルテイシアさんと曽和利光のスペシャルトーク!仕事と人生の幸せを両立するコツとは?
曽和:うん、それでいいんだと思う。
今の社会は残念ながら、女性にとって理想通りとはいかない。でも理想ばっかり言ってても始まらなくて、アルの言い方でいう「転がす力」みたいなもの、まあ「じじいリテラシー」を身につければ、少しは楽になるんじゃないかと思う。
アル:まあ媚びなくても、知ってれば使いこなせますよね。
曽和:そう、だから媚びてるようで媚びてなくて、むしろコントロールしてるんだって。だから全然そんなことで卑屈になる必要はなくて。
アル:卑屈になってるんじゃなく、イヤなんです。
曽和:わかった、イヤなんだな(笑)
でも、営業と一緒だよね。決済者に会った時「そうですよねー」とうまく合わせて決済してもらったら、実はコントロールしているのは営業になるわけじゃん。
アル:たとえば自分が武将だったとして「徳川につくのがいいか?豊臣につくのがいいか?」と迷った時、家康や秀吉がどんな人物かちゃんと分かっとけみたいな話ですよね。
曽和:そうそう、そういうこと!だから、そこを妙にマイナスに思う必要はなくて。媚びるって言い方がたぶんダメなだけだよね。
アル:日テレの女子アナ内定取り消し騒動もそうですよね。清廉な女子アナなんているかい!って感じだけど、実際に清廉かどうかじゃなく、オッサンの前で清廉プレイができる人じゃないとダメなわけで。
つか、銀座でオッサン転がすテクを学んでたから採用されたんでしょ?っていう。
曽和:うん(笑)。ただそれを媚びると見るか、相手を転がしてると見るかで、全然ちがう。僕は後者だと思うんだよね。
アル:まあ私はイヤですけどね、清廉なフリなんかしないけど。
ただ敵の特徴や弱点を知ったうえで、傾向と対策を練るっていうのは、有効だと思う。
曽和:しょうもないオッサンが牛耳ってる社会を変えてくには、あえて嫌な言い方をすると、戦略的に計算して出世して…で、自分が上に立つ人間になったら、オッサンみたいにしょうもないことをしなければいい。
アル:いくさのない泰平の世を築いてほしいですよ。できれば『大奥』(よしながふみ作)の女将軍・吉宗のように、女子力じゃなく知力や能力でのしあがってほしいけど。
曽和:本当に優秀な女将軍みたいな女性がいっぱい出てくれば、日本も変わっていくだろうね。
―次回は「女性が活躍しやすい職種」について語ってもらいます!
<Profile>
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♥曽和利光さん
株式会社人材研究所 代表取締役。
1995年京都大学教育学部教育心理学科卒業後、株式会社リクルート入社、人事部配属人事コンサルタント、人事部採用グループゼネラルマネジャー等を経験。
2009年ライフネット生命保険株式会社、株式会社オープンハウスで人事部門責任者。
2011年、株式会社人材研究所(Talented People Laboratory Inc.)設立、代表取締役社長に就任。
株式会社人材研究所webサイト 株式会社人材研究所
♥曽和利光さん書籍
井上 和幸三との共著
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♥アルテイシアさん
藤原紀香と陣内智則の結婚のキッカケとなったドラマの原作、自身の恋愛経験をベースにした著書『59番目のプロポーズ』が大ヒット、『恋愛格闘家』『もろだしガールズトーク』『草食系男子に恋すれば』『エロ戦記』『モタク』『オクテ男子のための恋愛ゼミナール』『官能女子養成講座』など著書多数。恋愛ゲーム『5人の恋プリンス』原作者。
愛と性を知的で爆笑を誘う軽妙な切り口で斬り続ける作家。大手広告代理店でのキャリアウーマン時代を経て独立。
ツイッター@artesia59
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